ほっかいどー旅行記6

世界を股にかけるカリスマ・トラベラーこと筆者が、ミクシィ上でバトンを回された。
久しぶりの筆者ブログだ。
書く気を失せていた筆者ブログだ。
しかし、今日だけは下半身の筆を硬く握ろう。
なぜならば、イケテナイ取り巻きどもが、北海道旅行の感想文をバトンで回しているのだ。
ブッチャケタ話、メンドクサイことこの上ない。
とりあえず、そんなイケテナイ取り巻きどもの最初の方の報告談はコチラ(ミクシィに入ってない人は多分見れないのであしからず)。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=182424419&owner_id=1571767&comment_count=10
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そして、筆者ほどのカリスマに、「旅の総括をしてほしい」という依頼がきた。
最初に言っておこう。










「嫌だね」





と。
大体、取り巻きの分際で、筆者に依頼すること自体が間違っているのだ。
とは言え、筆者ほどのカリスマ・ライフプラナーになると、一応、友人という名の取り巻きどもにも慈悲愛を捧げてあげている。
よって、「総括」→「筆者から見た北海道旅行」というお題目で紹介しよう。
また、筆者ブログで登場してきた取り巻きの名前とミクシィ上の登録名が異なるモノもいることから、本日は筆者ブログの登場名で取り巻きどもを紹介する。


本日登場するキャラの名称(カッコ内はミクシィ上の名前)
筆者(ワナビ):世界をまたにかけるカリスマ。主役兼ストーリーテラー
トッポ(トッポジーニョ):胸がない女。推定AAカップ
オレ様(ウララ):北海道出身のオレIs No.1な男。
ブー(魔人ブー):人に優しく自分に甘い男。
チュル(ツルベ):顔がツルベ師匠にソックリ。誰も本名を知らない。オレ様の学生時代からの男友達。
HULK(HULK):怒ると顔が緑になる筋肉質野郎。映画「HULK」の緑の怪物に似ている。
クロス(クロス):胸毛が南十字星な男。もうすぐ子供が出産予定のため、人生最後の男だらけの旅行と妻に嘘をつくことで家庭内許可をゲットしたどうしようもないパパ。
ナチュ(ナツ):オレ様とチュルの大学時代からの女友達。推定Aカップ
学者(ドクトル):人生に役立たない理論と学説を持つ男。今回の幹事。




それでは、「思い当たりマッタリ系」ほっかいどー6、いざ開幕・・・。



トンネルを抜けると、そこは北国だった。
新千歳空港、次は新千歳空港でございま〜す」
銀河鉄道の車掌に似た男が車内放送を繰り返し、筆者は飛行機の席を立った。
何が楽しくて、北海道に1泊2日で行かなければ行けないのか・・・。
筆者はため息をついた。
「どうしたの、筆者君?」
車掌かと思ったら、それはチュルだった。
「いや、別に」
筆者は明るく答え、こみ上げてきた怒りを胸の内にしまった。



飛行場に40分遅れで登場してきたクロスのことを。
しかもクロスが「ゴメン」と言わず、「元気?」と言ってきたことを。
さらにクロスと飛行機の中で隣になり、肘掛をオモムロに奪ったことを。
続いてクロスが飛行機の座席で新聞をオモムロに広げ、空中の領土まで奪ったことを。
最後にクロスのいびきがうるさくて、飛行機の中で眠れなかったことを。




「さぁ、いくブー」とブーが言い出し、なぜか先頭に立つ。
(ほう、君がリーダーシップを発揮するとはね・・・)
と心の中で思いながら、彼の後についていく筆者。
すると。



飛行機の中の特等席(注:エコノミークラスの後ろの出口の席。足が伸ばせ、スッチーと目が合う席)に出産間際の女性が座っていた。
(まぁ、カリスマが座るよりも、妊娠中の女性の方が良いよな・・・)
と、光合成を放つ(注:「神々しい光」という意味)もうすぐママな女性に微笑みかけようとした筆者。





筆者の笑みが固まった。
筆者はプレママに声をかけるのを止めた。
筆者はねずみ走り(注:飛行機の中は走ってはいけません)をした。




そこには、筆者の社会人ライフで2人目の元上司であり、学者が会社を辞める際の上司である女性が座っていた。
(注:この女性もミクシィにいるらしい)




筆者は我が服装を見た。
彼女は、「服装がだらしないことは社会人としてイカン」ということを筆者に教えてくれた人だからだ。
スボンにシワがよってないか。
シャツにアイロンがかかっているか。
靴にワックスがかかっているか。



筆者の服装は完璧だった。
完璧週末モードだった。
オレンジ色のズボン(しわしわ)
黄色のナイキT−shirts(ナイキマークが目立たないところがカッコイイ)
黄色のナイキスニーカー(同上)
ブルーのカンガルーハット。



どう見つくろっても、色狂いである。
圧倒的なカリスマ・ファッションセンスのため、元上司と目が合った日にゃ「筆者君の週末の格好はすごすぎる」と車内で噂されてしまうに違いない。
よって、筆者は、ブーら3名の取り巻きを尻目にダッシュかました。



新千歳空港にて。
初日に入ったオレ様、HULK、ナチュ、トッポの出迎えを期待するカリスマ他3名。
しかし。
奴らはいなかった。
「おい、どうなってる?」
筆者が電話すると、「そこで待ってて」の一点張りのオレ様。
待つこと20分。
やっと車を回してきたオレ様。
やたらめたらと小さい車で登場してきたオレ様とトッポ。
HULKはどうやらもう一台の車を回しているらしい。
ゴルフバック4つを積み込むブーとチュル。
なぜかオレ様の車に乗り込むクロス。
我先にと乗り込んだクロス。
続いて乗り込むブーとチュル。
運転手はオレ様だ。
筆者とトッポは北海道の寒い大地に取り残され、HULK号を待つこと10分。
オレ様も気を使い、一緒に外で待っている。
オレ様号に乗ったチュル、クロス、ブーはコンビニで購入したおにぎりをパクついている。
さながらピクニックの風景だ。




「あぁ、ナチュ帰ったから」
オレ様が突然筆者に告げる。



Huh?
なぜだ?
どーしてだ?




それじゃなくても女がいないこの旅行。
AAカップしかないトッポだけでいいのか?
ナチュのAカップでもないよりマシじゃないのか?




そうクレームをつけると、AAカップのトッポが泣き出した。
自分のAAカップを見ながら泣き出した。
多分、あの目は泣いていた。
わが身を襲った運命を恨んで泣いていた。




これで今回の旅行の脱落者は3名。
旅行前にキャンセルした女性、
幹事のくせに旅行をブッチした学者。
そしてAカップしかないナチュ。
以上3名だ。




ハードな旅行。
それがUSU&HUM合同企画の北海道ツアーだ。
ゴルフ場で熊が出て、クロス辺りが食されることは間違いない。





そのままゴルフ場に向かう筆者。
運転手はHULK。
後部席には、「昨夜寝てないから」とAAカップを重そうに寝付いたトッポ。
HULKと会社の話や女の話で盛り上がる。
HULKは話しだけで股間を盛り上げている。




その後、ゴルフを回る。
85というアリエナイ位ショボイスコアでラウンドする筆者。
ハンデを含め、2位というショボイラウンド。
1位はトッポであった。
この日の賞品は「ゴチバトル」の司会権だ。
AAカップのくせに、司会をするとは生意気だ。



その後、ホテルにチェックインし、喫煙者こと筆者とチュルはダブルの部屋に通される。
チュルがおホモでないことを祈りつつ、部屋を後に、サッポロビール園へと向かい、呑み放題、ジンギスカン食い放題を行う。



そこで腹が一杯になったのか、AAカップのトッポがホテルに戻ると号泣し始めた。
わが身を襲ったAAカップが原因なのか、単純に眠かったのか、果てまたススキノの夜は男性だけで楽しんできなよってことなのか、「筆者さんヨバイかけるなら403号室ね」って意味なのか。
とにかくトッポがゴチバトルを辞退した。
よって、司会が2位であった筆者へと移行した。



ゴチバトルチャレンジャーという地獄の身から、ゴチバトル司会者という天国のポジションへと昇格。
気持ちは舞い上がり、ススキノという町で昇天してしまった。




一人、ススキノの町をさまよい、ゴチバトルに適した店を探す筆者。
野郎どもはホテルで待機中だ。
途中、逆ナンみたいのを何回かされ、ついていくとお金が発生するバーだったり何かしながら、ようやく店頭および店内に値段表示がされていないすし屋を発見する。
お店の最大協力のもと、ゴチバトルがスタートする。
ニギリ1カン300〜800円。設定金額4000円(幹事は5000円で5000円以上は自腹)。



ゴチバトルの挑戦者どもはチビチビとオーダーする。
もちろん、筆者は豪勢にオーダーした。
「アジ、イカ、大トロ刺身で。それと生1丁!」とね。
ちなみに刺身の値段を知らない筆者ことゴチバトル司会。
豪勢に注文した後で、店の人に値段確認を行うと、
「アジ・イカ1000円、大トロ1600円、生ビール500円」
とのこと。
要するにこの時点で4100円。
ゴチバトルに参加していたら既にドボンである(注:どうせこの後ニギリを注文することが予想されるため)






しょぼい連中はショボイ注文を繰り返し、金額を予想立てていく。
筆者はそんな彼らを尻目に、ガツンガツンと注文をしていく。
色々あったが、結局自腹を切ることになったのは、ブーとオレ様だ。
ドボンメニューの「汁」がカギとなった。
(豪華なお味噌汁で、見た目は500円程度。しかし、実際は100円というサービス品)




ゴチバトルが終わると、時間は1時を過ぎている。
「どうする?」のオレ様の声。
「眠いブー」
「オレ帰るよ」(チュル)
「じゃぁオレも」(クロス)
「オレは明日に備える!」(筆者)
「ま、マジっ?ススキノの夜はこれからじゃないかっ!?」(HULK,オレ様)
「好きにしろ。オレは(テレビ中継をしていた)全英ゴルフ大会を見るっ!」(筆者)
と下腹部が通天閣になっているHULKとオレ様を尻目に、筆者および取り巻き3名はホテルへと向かった。




ホテル部屋にて。
「チュル、オレに話しかけるな」
というオーラを出し、テレビ画面に喰らいつく筆者。
全英ゴルフで深堀がどれだけ上に上がれるか見ものである。
日本のトッププロ、深堀。
ナイキのスポンサーを貰っている深堀。
奥さんが元アナウンサーな深堀。
しかもその奥さんは筆者好みである。
よって、深堀のサクセスは筆者にとってのサクセスである。


が、しかし。
「筆者君、これどうやって着るの?」
振り返ると、浴衣に身を包んだオッサン、もといチュルが浴衣の帯を締めようと四苦八苦だ。
「こうつけるんだよ、全く」
と、筆者はチュルの浴衣の紐を奴の口と首に回し、軽く締め上げ、チュルの意識を飛ばしてみた。
これで、奴に話しかけられることなく筆者は全英ゴルフを楽しむことができるというわけだ。




と、いつの間にか筆者のまぶたはフレンチキッスをしていた。
チュルは明け方に息を吹き返したのであろう。
集合時間前に甦生したチュルに起こされ、北海道2日目が始まった。




2日目のゴルフ。
雨が降っており、それでなくてもイライラしている筆者。
心を落ち着かせるため、ゴルフ場でブレックファストをいただくことに。
いの一番で着替え終わった筆者は席に着くや否や、「おかゆ定食」を注文した。
着替えに戸惑ったのか、クロスが後から席に座り、「筆者君、何にした?」と質問した後、「おかゆ定食」を注文した。
所詮は取り巻き。
カリスマの食事を真似することしかできないクロス。
そこまでは良かった。




おかゆ定食、まずは最初の一つです」
「はーい」
「もう一つのおかゆ定食はすぐできますからね〜」
「はーい」



と店員とのやり取りの後、
クロスは当然のように最初のおかゆ定食を手にした。
筆者が食す権利がある「おかゆ定食」を手に入れた。
ポロシャツのえりから南十字星な胸毛を覗かせながら、筆者の「おかゆ定食」を手にした。
そして、「お先っ!」の声の後、おもむろにおかゆ定食を食べ始めたっ!!



「・・・」
思わず無言になってしまった筆者。
そして。
本来クロスが食べるべき「おかゆ定食」は待てど暮らせど来なかった。
クロスが食べ終わっても来なかった。
おかゆをイチから作っているに違いない。
「グルアァァァ!!」
筆者は切れた。
仲間内のクロスに切れてはアレなので、ゴルフ場の店員に切れた。
おかゆ定食、イランっ!」と。
「ちょっ、筆者、何で切れとるん?」
AAカップのトッポは、揺らすことができない胸を揺らしながら、筆者をなだめつける。
「パットの練習をしなければならんからなっ!練習してくるっ!!」
(いつものことさ・・・)
と筆者が切れても普通の対応をするブーとオレ様。
筆者が切れたことで発作的に緑に変わるHULK。
(ぼく、こんな怖い人と同じ部屋だったんだ・・・)
と今更ながら戦くチュル。
食したばかりの「おかゆ」を口から戻し、筆者用の「おかゆ」をこしらえるクロス。
「パット」と言われ、なぜか傷つき、泣き出すトッポ。



そんな奴らを尻目に、筆者はゴルフコースへと足を運んだ。



その後、ゴルフ場の誠意により、筆者は暖かい鮭おにぎりとバナナをいただいた。もちろん、無料で。
これぞ北海道の誠意であろう。





ゴルフ後。
「お前ら、何食いたい?」
オレ様が偉そうにヒアリングを行った。
そう、北海道のゴルフはスルーだったのだ。
時間にして、午後3時。
味噌ラーメンしかないに決まっている。
聞くだけ愚問である。



が、しかし。
「焼き魚が美味しい店がある。連れて行ってやろう!」
と偉そうにコメントを吐いた。
オレ様が。
(だったらヒアリングしてんじゃねーよ)
と口には出さず、態度に出してみる筆者。
一同は、蟹の卸売店へと向かう。
どうやらこの店は、蟹を卸売しながらも、魚介類を出すらしい。
店内には魅惑的な文字が。
カニ食べ放題、1時間980円」





「おばちゃん、オレ、たべほ」
テーブルマナーのカリスマこと筆者は思わずおばちゃんに言ってみた。
「そら、あんた、駄目よ。食べ放題はテーブル全員でお願いしてるの」
中々けち臭いことを言い始める北海道のおばちゃん。
こんなんだから、景気が良くないのであろう。



「じゃぁ、テーブルを別にして」
筆者はグループ内の和を乱し、一人テーブルを移動する。
そう、「蟹屋で蟹を食わずにどうするっ!蟹に失礼だ」
と理解している筆者。
蟹屋で焼き魚」という信じられない暴動を起こす取り巻きどもを尻目に、筆者は王道を突き進んだ。
くしくも、テレビでは、女子ゴルフの最終日を映し出し、馬鹿でかい韓国人のお姉ちゃんが2勝目を上げていた。
そんな馬鹿でかい姉ちゃんを尻目に、筆者と蟹の対決が行われた。




店のおばちゃんが毛蟹の解剖の仕方をブリーフィングしてくれる。
筆者の目は、そんな手さばきよりも、蟹に夢中だ。
出された2匹の茹で蟹(毛蟹と赤松葉蟹)を食したら、焼き蟹が出てくるのか、しかし時間は一時間しかない。
焼きガニの次は刺身かにを食いたい。
その後は蟹の味噌汁と蟹ご飯を食したい。
そして帰りに味噌ラーメンを食いたい。
味噌ラーメン分の腹を残しながら1時間で茹で→焼き→味噌汁&ご飯を食べる。
正にミッションインポである。
略したら、インポである。
インポだ、インポ。



そんなこんなで蟹をガンガン食い始める筆者。
他のテーブルでは焼き魚と丼を食っている取り巻きども。
はっきり言って無視だ。
蟹味噌を残し、2匹に決着をつけたところ、地獄の一声がおばちゃんから聞こえた。
「お兄ちゃん、味噌残してるよ」と。
筆者は潮くさいものが嫌いだ。
というか、潮くさいのが嫌いだから、床の間テクで本気を出さないとも言われている。
それくらい潮くさいのは嫌いだ。
だから貝とか蟹味噌とか大嫌いだ。



「いや、俺味噌食えないし」
「食べてみるっぎゃ←多分北海道弁
と無理やり筆者の口に蟹味噌を詰め込むおばちゃん。
「ぐふっ」
筆者の中でアンチ・テーブルマナーを犯された。
おいおい、と。
蟹をガンガン食ってる青年の口に指を突っ込むってどういう了見だ、と。
どんな新手なプレイなんだ、と。




潮くさい蟹味噌とおばちゃんの指の味をビールで流し込み、筆者は3匹目の蟹をオーダーする。
「次、タラバの足焼いてきて!」と。
「何いっとるんぎゃ←多分北海道弁
「食べ放題は茹で蟹のみだよ」
「な、なぬぅ・・・?」
「食べ放題が始まる前に確認を行う」という超初心者の技を忘れてしまった筆者。
結局毛蟹をもう一匹食って、1時間が終了。
一生分の蟹を食い散らかした満足感と共に、
手は蟹くさく。
口も蟹くさい。
そしておばちゃんの指は潮くさい。





「蟹はもう一生くわねぇ」
という名言を残し、その店を後にする筆者と取り巻き。




車中にて。
どの丼が上手かっただの、どの魚が上手かっただの。
筆者に関係ない話で盛り上がるクロス、チュル、ブー。
俺らの北海道が終わりを告げそうになっていた。





飛行場にて。
飛行機出発まで60分。
各自バラバラとなり、土産を買うことに。



土産を買うことに必死なトッポ。
胸を大きく見せることに必死になったほうが良い。




今回の旅行幹事のHULK&オレ様はソフトクリームを食べている。
どうやら反省会を開いているらしい。




土産を買う人間がいないブーとチュル。
クロスの後を必死についていっている。




もうすぐベビーが誕生するクロス。
なぜか飛行場でベビー服を吟味している。





筆者は、新千歳空港でお土産を即効で購入。
3階に上がり、制限時間5分で味噌ラーメンを食べる企画を立案するも、店が混んでいたためあえなく断念。
搭乗口前のタバコ場で生ビールと共に時間を費やすことに。



機内にて。
またしても隣はクロスだ。
目に見えない「肘掛け」争奪戦が繰り広げられることであろう。
闘志を燃やし始めた筆者を尻目に、クロスがモゾモゾし始める。
どうやらトイレタイムが近づいたのか?
と思いきや、後ろの空席へと移動するクロス。
どうやら筆者とのバトルは怖いらしい。
敵前逃亡とはこのことである。
筆者はあっけなく不戦勝となった。
3人席を真ん中が不在。
両端には筆者とブー。
もちろん、ブーにこのスペースは渡さない。
2つ分の席を利用し、横になる筆者。
そのまま、筆者のまぶたはフレンチキスを行っていた。





行きは伊丹なのに、帰りは関空
そんなところがイケテナイ今回の北海道旅行。
むしろ、ここくらいしか文句がつけようがないというところか。
帰りのMKタクシーは神戸チームのブー、チュル、トッポ、そして筆者が同じ車に。
その他イケテナイ老夫婦と女性二人。
要するに、満席状態。
ブーは特等席こと助手席へとさっさと乗り込む。
筆者とトッポ、そしてチュルは一番後ろの席へ。
狭い車中。
足を閉じ、目を閉じる筆者。
どうやら寝ているように見えたらしい。
「あんっ」
という声が隣からしてきた。
どうやらチュルがトッポのAAカップをいじり始めたらしい。
「お前ら、できてたんか・・・」
「車中でいちゃつくなよ、オレ隣にいるし」
「ってかAAカップでいいんか?」
と様々な疑問が頭をめぐった。




「あん、あん、あん」
はドンドン声が大きくなっていく。
このままでは前の席に座っている女性二人や老夫婦に聞こえてしまう。
「あん、あん、あん」
とっても大好きドラエモンな世界になっている。



「おいっ、やめろってんだ、バーローめっ!」
と思わず注意した。




そのつもりだった。




どうやら寝ぼけていたらしい。
チュルとトッポは普通に話していた。
「筆者君のゴルフは上手いよね、特にアプローチが」
とチュルが筆者を褒め称えていた。



(なんちゅー、夢見とんだ、オレは・・・)
と思ったとき、筆者の豪邸の光が見えてきた。
そこはUSJがデズニーランドか。
そんな筆者ランドの光に包まれながら、筆者はMKタクシーを舞い降り、自宅へと戻っていった。
そう、筆者ランドのマスコット、「ラッシーさん」に土産を渡すために・・・。





そんなこんなで一時閉幕。。。