パーマン 後編

前回までのあらすじ(詳しくは創作系「パーマンにならないか?」を参照):
時間に追われ、クローン人間を欲しがっていた筆者。そんな折、コピーロボットを見せびらかし、パーマン5号へとリクルートするバードマンを殺害する筆者。コピーロボットの鼻を押し、コピーを仕事場へと送り出し、自分は愛するサッカーチームの経営へと向く筆者(=本物)。



そして、本日の幕は世にも恐ろしい悲劇となっている。そんな悲劇の緞帳を上げながら、



いざ、開幕。。。。



本物:よっ、お帰り!
コピー:よっ、ただいま!カリスマはどんな手料理を作ってるんだい?
本物:そうだな。「大根の煮付け」に「大根おろし」、「大根味噌汁」と「大根の白米仕立て」だ。
コピー:なんだよ、それじゃ、大根尽くしじゃないか。どういう風の吹き回しだい?
本物:まぁ・・・ね。ちょっとモンタが昼の番組で「大根健康法」についていってたからな。なぁ、お風呂にする?それとも食事?それとも・・・♪
コピー:そうだなぁ。今日はちょっと疲れたから・・・。とりあえず、風呂かな。
本物:(ちょっとガッカリしながら)そうか・・・。既に湧いてるぞ。後で背中流しに行こうか?
コピー:あぁ。
本物:着替えは洗濯機の上な。
コピー:ありがとう!
と風呂場に消えるコピーと満足げに見守る本物。








食卓にて。




本物:なぁ、今日の仕事はどうだった?
コピー:いつも通りかな。相変わらずカリスマ的に忙しかったよ。
本物:そうか。。。







食後のカフェ・タイムにて。
コピー:ちょっとカリスマ的にマラソンしてくるわ。
本物:あぁ。
と家を出るコピー。と、そこへ、筆者の携帯電話がカリスマ的な音と共に鳴り始める。






部下:筆者さんっ!!どういうことっすか?いくらなんでもやって良いことと悪いことってあるっしょ?
本物:ふぇっ?





電話はアホな部下からであった。話の長いその部下の要点をまとめると、
①株式会社「カリスマ・コーポレーション」の女子社員を全員クビにした:理由=しゃがんだらお腹が段々腹になるから。
②「カリスマ・コーポレーション」の企業広告のセレブリティ、柴崎KOタンと佐藤AIタンを接待と言う名のパーティで無理やり脱がした(と言っても肩のブラ線を確認しただけとのこと)ことで事務所から訴えられている、
③「カリスマ・コーポレーション」の男子社員でホモ疑惑の人間を全員解雇した。





とのこと。電話を切った後、本物の頭の中は一瞬のパニックを起こしたが、そこは流石カリスマ・コミュニケーター。霧が晴れたように明快な答えを導き出し、部下を説得する。






ガチャッ♪




ドアが開く音がして、100人の女性が振り向くほどのカリスマ的美少年が颯爽と汗を流しながら部屋に入ってくる。


本物:おい・・・。てめぇ・・・。
コピー:ハハッ。ってことは・・・、バレバレ?
本物:何故そんなことしたんだ?
コピー:だって俺ってコピーじゃん?どうせ責任ないし、お前はオレに仕事させといて自分はサッカーチームの経営だと?そうは問屋がオロサネェゼ。
本物:コンニャろめ!
コピー:かかってこいやぁ!!






史上稀に見る南斗の拳VS南斗の拳が始まった。





本物:アッタタタタタタタァ!
コピー:アッタタタタタタタァ!




同じ能力を持つとは言え、片方は死に至る致命傷を与えなければいけない。もう一方は鼻を押せばいいだけ。勝負は既に決まっている。


コピー:ヒデシッ!!



鼻を押され、元のロボットに戻るコピー。


壮絶な戦いは終わった。が、これからが本当の勝負である。

①株式会社「カリスマ・コーポレーション」の女子社員を全員クビにした:理由=しゃがんだらお腹が段々腹になるから。
②「カリスマ・コーポレーション」の企業広告のセレブリティ、柴崎KOタンと佐藤AIタンを接待と言う名のパーティで無理やり脱がした(と言っても肩のブラ線を確認しただけとのこと)ことで事務所から訴えられている、
③「カリスマ・コーポレーション」の男子社員でホモ疑惑の人間を全員解雇した。



にそれぞれ詫びを入れ、仲直りしなければいけない筆者(本物)。






・・・結局、通常の仕事よりもさらに時間がかかってしまった。


よって、今週はブログがアップデートされなかったわけである。


ブログがアップデートされなかった言い訳を探すだけで、これだけの創作系の物語を作り出す、筆者。カリスマであることは間違いない。

決して、アジアというイケテイナイ地域から同じ部署の人間が日本に集まり、その接待に明け暮れていたためアップデートが出来なかった、という本音を隠しつつ、

一時閉幕。。。