YUIの大冒険9

hissha2006-04-24

(大冒険シリーズの詳細は4月10日〜を参照)
物語が佳境に近づきつつあるYUIの大冒険9、いざ開幕。。。


チューさん、チューさん・・・。
俺はチューさんとやらを捜し求めた。



「チューさん・・・。」
いつの間にか、声に出ていたらしい。
「何じゃ、ボーイ?」
突然、爺犬が話しかけてきた。



「え、いや、貴方、チューさん??」
「そうじゃ、ボーイ。で、ワシに何の用じゃ?」
「いえ、あのですね・・・。」
「わかっちょるぞ。・・・脱獄じゃろ?」
「え。。。はい」
「それは高くつくでぇ。そうじゃなぁ、ボーイの体格からすると・・・。メシ10食分かな」
「10食っ!?」
「ワシは見ての通り、よぉ食べるからのぉ。」
「む・・・。」
「こらぁぁぁぁ!!チュー!この野郎!また脱獄のアドバイスか!?」
(また??またって何すか?)
俺は近づいてくる看守の声から不安になった。
このチューさんとか言う爺。
常習犯に違いない。
脱獄アドバイスが趣味に違いない。


ウニャウニャ考えているうちに、看守がチューさんを抱え込んだ。
「ボーイっ!西だ!!西に行け!!」
「こら、チュー!!また適当なことを言いやがって!!」
「ボーイっ!!西を目指すんだ!ゴーウェスト!!」
「チュー!!黙れ!!」
「さぁ、行くんだボーイ!ワシの分まで生きてくれ!失敗したら10食分じゃぞ!!」
「チューっ!!」
(付き合ってらんないっス)
俺はその場を立ち去り、とりあえず西へと向かった・・・。


一時閉幕。。。