YUIの大冒険9
(大冒険シリーズの詳細は4月10日〜を参照)
物語が佳境に近づきつつあるYUIの大冒険9、いざ開幕。。。
チューさん、チューさん・・・。
俺はチューさんとやらを捜し求めた。
「チューさん・・・。」
いつの間にか、声に出ていたらしい。
「何じゃ、ボーイ?」
突然、爺犬が話しかけてきた。
「え、いや、貴方、チューさん??」
「そうじゃ、ボーイ。で、ワシに何の用じゃ?」
「いえ、あのですね・・・。」
「わかっちょるぞ。・・・脱獄じゃろ?」
「え。。。はい」
「それは高くつくでぇ。そうじゃなぁ、ボーイの体格からすると・・・。メシ10食分かな」
「10食っ!?」
「ワシは見ての通り、よぉ食べるからのぉ。」
「む・・・。」
「こらぁぁぁぁ!!チュー!この野郎!また脱獄のアドバイスか!?」
(また??またって何すか?)
俺は近づいてくる看守の声から不安になった。
このチューさんとか言う爺。
常習犯に違いない。
脱獄アドバイスが趣味に違いない。
ウニャウニャ考えているうちに、看守がチューさんを抱え込んだ。
「ボーイっ!西だ!!西に行け!!」
「こら、チュー!!また適当なことを言いやがって!!」
「ボーイっ!!西を目指すんだ!ゴーウェスト!!」
「チュー!!黙れ!!」
「さぁ、行くんだボーイ!ワシの分まで生きてくれ!失敗したら10食分じゃぞ!!」
「チューっ!!」
(付き合ってらんないっス)
俺はその場を立ち去り、とりあえず西へと向かった・・・。
一時閉幕。。。