ゴルフの極意②

さて、本日もGの極意系ゴルフの極意パート②をお送りしちゃおうかな、と。

前回をまとめると、
xxの壁と言うものが存在する。108,100、90、80、77、75、72の壁。
筆者は非力ゴルファー&パットが下手。
となる。


そして本日のカキ物では、それぞれの壁の越え方(筆者編)を伝授する、ということだ。
では早速始めよう。


まずパンピーがどれ位の期間でそれぞれの壁をクリアするのか、参考までに置いておく。
108の壁。大体初めて半年くらいで達成する。
100の壁。大体1-2年目でクリアする。
90の壁。大体2-4年目が目安。
80の壁。4年目からの挑戦。生涯越えられない人もいる。
77〜72の壁。同上。



さて、筆者は現在75の壁と闘っている。

どういうことか?

つ・ま・り。筆者は77というモンスタラスな壁を既に達成しているのだっ!しかもゴルフ歴2年です、筆者!!


では筆者は何がそんなに凄いのか(まぁ対して凄くはないけど)?先ほども触れたが、飛距離は貧弱。パターはヘタッピ。お尻はプリン。


筆者の凄いところ。そう、それは自分を知っていること、そしてロジカルな弱点克服なのだ!!


具体例をもって解説しよう。


筆者は、ゴルフ当日、目標を定める。「よし、今日はxx切りだ」と。そしてコースを見て、どのホールで何打を打つことで、目標を達成するか、というゲームプランを作る(=イメージトレーニング)。
そしてそのプランに自分を出来る限り近づけるのだ!




さて、それでは具体的にどのように行なうのか。108の壁を越えた時のゲームプランからご紹介しよう。


戦い1:108の壁

108の壁とは、「毎ホールダブルボギーかそれ以下」をしないと達成できないスコア。つまり、ダブルボギープレーヤーと成長した後(これは直ぐになれる)、ダブルボギーの発生理由を一つでも少なくすれば達成は出来る。ダブルボギーの発生理由は人それぞれによって違うのでなんとも言いがたいが、筆者の場合は第一打のOB(2打ペナルティ)、2打目の飛距離がないこと、そしてアプローチ(グリーン周りのショット)のポカミスであった。


第1打OBの阻止は108プレーヤーには練習しづらいので(結構難しい)、筆者は第一打OBを発生するミスとして受け止めることにした。その代わりにアプローチ練習をしまくった。特に筆者の師匠ことドクトル・ベアーは飛ばし屋であり、しょっちゅう「お前、何でそんな飛ばないんだ?」と怒られ続けたため、ふて腐れて、アプローチの練習をしまくった。
結果として、30Y程度のアプローチに絶対的な自信をつけた。30Yならば、ワンパット圏内につけることができる。「これさえあれば生きていける」(引用BY源次郎)。

ということで、30Yに絶対の自信を身につけ、結果として、108の壁はゴルフを始めて3ヶ月でクリアした。


メッセージ:108を切るには:
複数あるダブルボギー発生の理由を把握しろ。その中の一つに焦点をあて、弱点を強みと変えろ。


戦い2:100の壁
このスコアは、ダブルボギーを9回、ボギーを9回というスコアにしなければいけない。もちろん、ダブルボギー以上のホールもでることから、ボギーは10回以上が好ましい。

いくらアプローチを上手くなっても、100の壁は達成できなかった筆者。1打目OB発生阻止の練習は難しい。そこでもう一つの弱点、2打目の飛距離に対して取り組むこととなる。
ここで当時は2打目の定番であった7I(推定飛距離:当時で110Y=100m)を伸ばすため、新しいウェポンを購入した。そう、ユーティリティである(CPR26度:5Iの代用)。
このクラブ、現在では封印されがちではあるが、過去2年間は非常にお世話になった。現在筆者のバッグに入っているCPR(NIK○のクラブ)4本セットの中で、最も筆者との付き合いが深いところから別名「妻」と名づけられている(ちなみにCPR18度は義母、CPR22度は義姉、CPR30度は愛人と名づけている)。
結果、150Yに絶対の自信を持ち始め、1打目チョローー>2打目150Y――>3打目30Yのアプローチーー>2パットというシナリオができた。また、150Y前後のショートホールではワンオンーー>2パッドというパーへの道が見え始めた。

距離を取らずに、方向に走る。

筆者の師匠ことドクトル・ベアーは「方向を捨ててでも距離を伸ばす」という信者のため、正反対の理論である。「お前は破門だ」まで言われながらも、我が理論を信じ続け、方向重視の2打目を練習すること3ヶ月。結果、100切りを半年でクリアすることが出来た。


メッセージ:100切りのためには
とにかく克服しやすい弱点を無くす。そのためには距離ですら捨てる。



戦い3:90の壁
このスコアは全ホールボギーでも達成できない。要するにパーを確実に取らなければいけないのだ。もちろん、ダブルボギーの可能性はまだあるので、パーは3個以上とっておきたいところだ。
つまり、各コースで許されるミスは1打ずつ。たまに2打のミス(=OB)もあるが、それはどこかのホールでミスなし(=パー)を取らねばいけないのだ。

パーを本格的に獲得する。


ここからは今までの壁との戦いとは次元の違う話になってくる。
例えば350Yパー4のホール。第一打はドライバーで200Y真っ直ぐ飛ばし、必ずOBは避ける。
残り150Yの第2打。CPR26度などでピンをデッドに狙う。が、ミスを犯す。グリーン右にスライス。残り30Y。
第三打。30Yのアプローチ。ここで筆者は鍛えたアプローチ術でピン手前2Yまで寄せる。
第4打。2Yのパット。これを入れればパー。入れることに成功。パー獲得。
いわゆる「寄せワンの美学」である。

あるいは第2打でグリーン端っこに乗せることが出来た。2パットで何とか沈め、パーをセーブ。



要するに、全工程がポイントになってくるのだが、第1打はOBを阻止し、第2打でどれだけミスを犯さずにいられるか、そして第3打でどこまでピンに寄せられるか、ということだ。


筆者の場合、克服していない弱点は第1打。要するにドライバーである。これをドコまでOBナシで耐えることが出来るかである。よって100切りの戦いでも行なっていた2つの要素、(あ)150Yへの自信、(い)アプローチの徹底的な練習と実践で出せるような自信、に加え(う)第一打OBの阻止、練習で追及する。

これにより、ゴルフ開始1年でこの戦いに勝つことができた。

メッセージ:
全ての弱点を平均点まで持っていく。

戦い4:80切り
このスコアで許されるミスショットは全コースの工程で8回のみである。つまり、だ。これまでの戦いではミスショットを必ず計算して毎ホール戦うのだが、80切りともなると、ミスショットの数が増える=80切りが遠のく、とう方程式になってくる。全く次元の違うゲームである。

よって、まず、弱みを平均点に持っていくだけでなく、平均点を強みに持っていく必要がある。
例えばアプローチ。30Yへの絶対的な信頼ができれば、そのヤードを伸ばす必要がある。例えば30Y,50Y〜110Yのように。20Y刻みが望ましい。

次に、グリーンまでの距離を必ずその得意ヤードの距離に残す。例をもって説明しよう。

350Yパー4.筆者は30Y&150Yが得意だとする。
となると攻略方法は2つ。①1打目200Y,残り150Yのときに、CPR26度でベタピン狙いで勝負。ベタピンだったらワンパット、外しても30Yの寄せワンの美学でパーセーブをする。

ポイントは第1打。OBしない程度に200Yを狙う。

さて、この80きりの戦いを振り返ろう。

当時、筆者は80きりに何度も失敗し、「カリスマ・ゴルファーの称号を外される」という危機感が募っていた。


そこに、吉報が入った。いつもゴルフに行く面子が九州遠征ツアーを組むとのこと。
もちろん、筆者はそのツアーに参戦した。


当日、自己ベストスコアを越える(当時82)を目標に各ホールのイメージトレーニングを行なう。
前半9ホールが終わった時点で筆者の集中力に限界が来た。それもそのはず。前半終了時点で41という微妙なスコア。しかもミスショットと言うミスショットはあまりなかったのだ。ゲームプランどおりにコトを運び(1打砂場で遊んでしまったが)、予想通りの41で終了。初めてイメトレどおりにモノゴトが運べた疲れからか、極度に集中力を失う。後半開始までのランチで鋭気を養う。

後半。パー4をパー(寄せワン)で発進。まずまずだ。
2ホール目。ボギーゲット。プランどおり。
3ホール目。ショートホールが超ベタピンによる。バーディ獲得。パーペースに戻す。が、ゲームプラン外の運びのため、胃に驚きの衝動が走る。思わずランチが逆流する。
以降、見も心も軽くなったのか、パープレイの連続。
最後のホールもパーで決め、振り返ってみれば36という異常なスコア。

結局前半41、後半36の合計77で終了。


80きりのメッセージ:自分の得な距離を20Y刻みでつくり、第2打(ロングホールならば第3打)をそこからの逆算で打っていく。



75きりに向けて:
全工程で許されるミスショットは3回。もちろん、3回で収まるわけが無いため、バーディの獲得がポイントとなってくる。よって、以下のポイントに気をつけ、今後は練習を行なっていこうと考えている。
(あ)パターを上手くなる。具体的には5m以内のパターを沈める実力を持つ。
(い)120Y以内をベタピンにつける実力を持つ。
5mのパターは練習できないため、あくまで練習場では120Yを主体とした練習方法となるであろう。


今後75を切ったとき、75切りの極意、を伝授したいと思う。


一時閉幕。。。