不思議な国とラップの因果関係


世界を股にかけるカリスマ・ラップ・アーティストこと筆者は悩んでいた。
そう、この仮説を学会に発表するかである。


本題に入る前にこの「思い当たりマッタリ」カテゴリーについて解説させていただくと、このカテゴリーは、以下の縛り(制限)がかかっている。
①時間に制限を設ける。
②仕事場でばれないように書く。
③(時間がないため)読み返したり、ネタを考えたりしない。




見事なまでの行き当たりバッタリのカキ物である。なので誤字脱字なども出てくるであろう。が、このカテゴリーに関してはそれもアリ、の何でもアリの世界である。




さて、表題の不思議な国。「不思議な国」と言えば、全国の少年少女が思い浮かべるのは・・・。そう、アリス。
邦題「不思議な国のアリス」(原題 Alice in the wonderland)のアリス。
元々この物語、マザーグースと関連性が強い。つまり、





英語圏の少年少女に対して言葉を(英語を)好きにさせる、ということを目的に書かれた物語集。
子どもが好きなもの。英語圏の場合、何と『韻』と「歌」なのである。








さて、もう一つの表題。ラップ。
今やJ−POPでは欠かせない歌い方であるラップ。一発屋で終わると想定されるBennie Kですら、ラップがガンガン入っていて、筆者の取り巻きの一人、プロフェッサーが始めてこの歌を聴いたとき、「あぁ、こういう展開になるんだ・・・」とメガネを上に上げながら悲しげに呟いたほど、ラップとは今や全国区。


このラップ。日本には世界から輸入された歌い方。その起源を世界から辿ると(例のごとく、異論反論オブジェクションは受け付けてないのであしからず)、
貧富の差に苦しむ米国の有色人種(含むジャマイカン)
――>心の叫びを歌に乗せる(レゲエミュージック、韻が重要)
――>NYとロスのダウンタウンからはブルースとジャズとロックをベースとしたジャマイカンテイストブッチギリのストリートミュージックの誕生(ラップ)
――>ヤサグレ有色人のヤサグレ生活を歌にした音楽(ギャングスタラップ)の登場
――>東西のラップ対決
――>丁度その頃ジブ兄帰国、ラップを輸入
――>ジブ兄がKG(キングギド○)結成
――>若干流行る
ーー>イーストエン○+ユリ大ヒット
ーー>グロ○ブ、アム○などのメジャー系がラップを徐々に導入
――>ドラゴンアッシ○がジブ兄をフィーチャーし、一気にスターダム
――>ラップが不動のポジション
ーー>いまやジャニー○の曲にも登場してくる始末。


となっている。
最近ではジブ兄がこの状況とそんなジブ兄へのリスペクト不足で公開処刑したり、新曲を出したりしたのだ。






が、ちょっと待って欲しい。

確か不思議な国のアリスって全国の中学生の英語の教科書に出てきたよね、と思い出した。


そしてその中の有名キャラの一人、例の茹で卵のお化け。壁の上に座っているアレ。確かウチの中学では、彼の歌をテープで流し、皆で歌った(歌わされた)のを覚えている。ちなみに、筆者の9つ下のサスケは違う学校であるにもかかわらず同じ歌を知っていた。つまり、この歌は筆者が中学生だったころ(パブリックエネミーやビースティ、ランDMCやNWAなどのラップ初期のメンバーが全盛期だったころ)には既に日本に入っていた頃であり、その前からもあったと思われる。要するに、韻を踏んだ歌とは、何もジブ兄が輸入してきたわけではなく、例の卵お化けがマザーグースと共に輸入したのではないか?というのが本日思い当たった学説である。









さて、お待たせいたしました。それでは皆で歌いましょう。そう、あの歌。現在のジャパニーズヒップホップの根源とも言えるあの歌を。


Humpty Dumpty 



Humpty Dumpty sat on a wall,
Humpty Dumpty had a great fall.
All the king's horses, 
And all the king's men,
Couldn't put Humpty together again.
 
(翻訳)
ハンプティ・ダンプティ 塀の上に座ってた
ハンプティ・ダンプティ 落っこちた
王さまのお馬と
王さまのけらい みんなよっても
ハンプティ・ダンプティ もとにもどせなかった



感覚的に解説すると、「非常に危うい状況」、「元に戻せない様」を風刺したものとなる。



そう、まるで現在大流行のジャパニーズヒップホップブームのように。。。 




一時閉幕。