vsス○パー軍団


「それなりのポジションの方から、それなりの謝罪と誠意を見せていただくことを要求します!!」








筆者がス○パー軍団に発したリクエストである。







順を追って、説明しよう。


世界を股にかけるカリスマ・草食動物こと筆者の自宅のスカイ○ーフェクトTV(以後ス○パー)が壊れた。
そこで筆者は颯爽とその魅惑的な腰を上げ、おもむろにス○パーのお客様相談室に電話した。と言うのも、先日の台風で筆者の家は強風に煽られたからである。多分、アンテナがずれたのであろう。






そこでス○パーお客様相談室に連絡したところ、色々な直し方を教えてくれる、親切なお客様相談室。が、結局メカ原人の筆者には直せない代物、と判明。メカニックを派遣してくれることになった。







週末、メカニックが訪問し、筆者のス○パー本体を30分以上診断。結果、「工場に戻らなければ直らない」とのことが判明。









といった所から、VSス○パー軍団、いざ開幕。。。







筆者:・・・なるほど。確認なんですけど、修理する、ということは修理費が発生するってことですよね?
カニック:そうです。
筆者:とは言え、今電気屋さんに行けばチューナー(ス○パーの本体)とアンテナ+工事費で大体15000円くらいで最新型が手に入りますよね。
カニック:ハイ
筆者:ということは、ブッチャけた話、ワタシにとって修理費が15000円以内でなければ、意味はない。そうなりますよね?
カニック:そうっすね。
筆者:で、修理賃がいくらになると?
カニック:先ほど申し上げたとおり、最低でも15000円くらいにはなってしまいます。何せ本体の異常なので。
筆者:つまり、ワタシにとってのメリットは何なんでしょう?
カニック:この本体に愛着心があれば、直した方が良いかと。
筆者:・・・うーん、通常、最新機種の方が良いに決まってますよね?
カニック:そうですねぇ。
筆者:では、こうさせてください。①費用が発生する前に正式な見積もりが欲しい、②その見積もりを見て検討する(この期間に電気屋巡りをして修理vs新機種の比較を行なう)、③くれぐれもGOサインなしに費用が発生する行為は避けて欲しい。
カニック:分かりました・・・。ただねぇ・・・。
筆者:ハイ?















カニック:既に費用は発生しているんですよ。
筆者:ハッ?












カニック:ワタシがここに訪問している時点で発生しています。そして、弊社で修理を行なわない、と決まったら弊社は破棄を受け持っていませんので返却に上がることになります。その際の費用も発生します。
筆者:へッ?
カニック:うちのお客様相談室はそれをお伝えしていませんか?
筆者:(何かが切れる音がし、筆者の中で青い炎が燃え上がる。静かに口を開く)ええ。何も伺っておりません。確かに御社のお客様相談室に電話すると「この電話は3分10円かかります」と事前にアナウンスしてくれる。ペイパービューもそうだし、月額のチャンネルもそう。つまり、御社は一丸として、「事前にコストが発生する際は前もってお客様にいくら発生するかを伝える」ことをモットーというかポリシーとしてそのようにしておられる、と私は理解しているのですが?
カニック:ええ。弊社のお客様相談室の運営マニュアルにもメカニックの訪問はコストが発生する、ということを事前に伝えるようになっています。
筆者:なるほど。私も「無料サービスか有料サービスか」を確認はしていないので、アレですし、本日メカニックさんのやっていただいたお仕事には満足しています。が、しかし。有料サービスとは聞いていません!!
カニック:しかしですね・・・。
筆者:メカニックさんに言っても仕方がありません。私の論点はお客様相談室に向いていますから!よってこうして下さい。①お客様相談室の私を担当してくれた方とその上司からそれなりの説明の電話を頂く、②メカニック関連のこれ以上のコスト発生の前に必ず見積もりを頂く、これでいいですね?
カニック:分かりました。このクレームはワタシの方から本社に伝えておきます。
筆者:ちょっと待ってください。あげ足取り、言い言葉に買い言葉、ではないですけれども、クレームではありません。あくまでお客様相談室に対する意見です!!その点もしっかり、お客様相談室にお伝えくださいっ!!










後日、お客様相談室より電話が入る。
双方の論点をまとめると:



筆者:
①メカニック派遣でコストが請求されることは聞いていない。事前に言うべきである。事前に言われていたら派遣を諦めるという選択があったのに、その選択権がなかったことに憤りを感じている、
②改善案を知らせ、その徹底を図って欲しい(要望)
③今回のメカニック派遣でコストが請求されることは聞いていないため払う気はナイ
④必要に応じて上司と話すのはアリなので、電話を代わって欲しい。







相談室:
①マニュアルは徹底しているのでコストが発生することを知らせていないわけがない。
②よって改善することはない
③コストは請求する
④ちなみに録音はしていない(電話の録音は法律上、双方の事前許可が必要)
⑤もちろん、上司も用意していない。










さぁ、ゴングです。




筆者:なるほど。つまり、「言った、言われてない」の論点になっているように私は感じます。
相談室:ええ。そのようですね。
筆者:では、解決策をお持ちですか?
相談室:ええ。つまり、弊社の要求は単純で、事前にご説明したとおり、派遣した社員の派遣費用は当然のことながらお支払い頂きます。その上でお見積もりを見ていただいてから、筆者様がお決め頂ければ、と考えているのですが。
筆者:なるほど。確認させてください。つまり、御社の言っていることに正当性があり、その流れで解決策をご提案いただいている、と理解してよろしいでしょうか?
相談室:ええ。
筆者:なるほど。もし、御社のおっしゃってることが正しければ、ワタシもそうさせて頂きます。その点は合意です。
相談室:今、「合意」と言いましたね?と言うことはお支払いいただけるのですね?
筆者:(目の前に相談室係がいれば往復ビンタをかます、という気持ちをグッと抑え)ちょっと待ってください。私は「御社の言っていることが正しければ」と仮定の話をしています。分かってもらえますか?
相談室:ええ。
筆者:が、貴方はワタシの意見の正当性は全く可能性として受け入れてくれていない。仮に、ですよ?事前に派遣費用発生の件を伝え忘れた、ということはありえないのでしょうか?
相談室:ええ。何てったって「マニュアル」に書いてありますから。
筆者:なるほど。つまり、「マニュアル」に書いてありさえすれば、伝え忘れることはない、ゆえに御社の言い分が通っている、即ちワタシの言い分は間違っている、よって支払いが当たり前、ということでよろしいですね?
相談室:(自信ありげに)ええ!
筆者:ちょっと不思議なのですが、「マニュアルに書いてありさえすれば、伝え忘れることはない」ということはありえるのでしょうか?
相談室:(自信ありげに)ええ!そのためのマニュアルですから!!








とりあえずこのペーペーとの口論はラチがあきません。軽くひねってしまいましょう!











筆者:ぐるぁぁぁぁぁ!!どんな理論だ、そりゃ?意味が分からん!マニュアルさえあれば間違いがない!?だからマニュアルがない俺が間違っている?意味が通じんぞ、意味がっ!!大体今回の件、言った/言わないの論議だろうが!言った/言わないの口論の解決策が「マニュアルに書いてあるから」だぁ?意味が分からん!通常、言った/言わないの口論の解決策ってのはなぁ、①お互いの立場を理解する歩み寄り、②記憶の思いだしあい、③交渉もしくは法的対応、しかないんじゃ。それなのに、そっちは歩みよっていないではないか!?しかも録音をしていない!!それじゃぁアカンじゃろが!もうこの口論はアカン。上司だせ、上司!!









相談室:なぜ上司なのですか?
筆者:上司でなくても良い!より御社としての意思決定ができる人と話がしたい、と言ってるんですよ、こっちは!とりあえず、歩み寄りすらしないような人とは話したくない!










後日:
相談室長より電話。
双方の論点をまとめると:
筆者:同上&
⑤コチラの論点に対する理解の意思が見えなかったことに憤りを感じている。謝罪が欲しい。
⑥マニュアル完備=伝え忘れが発生しない、という論点に疑問を感じる。どのようなオペレーションを行なっているのか、説明して欲しい。あるいは、過去に筆者のような事例は全く起きていないのが、教えて欲しい。




相談室:
同上。






筆者:なるほど。御社の観点は分かりました。が、マニュアル完備=伝え忘れが発生しない、という論点に疑問を感じます。どのようなオペレーションを行なっているから伝え忘れが発生しないのかを、説明していただけますか?
室長:それは社外秘となっています。
筆者:なるほど。では、過去に筆者のような事例は全く起きていないんですか?
室長:それも社外秘となっています。
筆者:なるほど。。。では、ワタシはどのようにしたら御社の言い分を信じられるのでしょうか?もちろん、ワタシの記憶違い、と言う可能性はゼロではありません。もしかしたらワタシはハッキリとご説明いただいたのかもしれない。が、ワタシの記憶が正しければ、ワタシは説明を聞いていない。考えていただきたい。私は、費用発生の前に修理vs新品購入を検討したい、というポリシーを持っている。そんな私が費用発生ということを聞いて、そのような嘘を言うだろうか?
室長:それはありえませんね・・・。
筆者:そうですよね?何か論点がずれているんですよ。。。そうだ、こうしませんか?
室長:ハイ?
筆者:御社のオペレーションおよび過去の事例が社外秘なのは分かりました。が、御社内でオペレーションおよび過去の事例をもう一度調べてください。調べ終わったら、何も抜け落ちがなければ、その旨をご連絡いただけますか?あるいは抜け落ちの可能性があれば、その旨をご連絡いただけますか?そのご報告を待って対応を考えます。
室長:一応確認させて下さい。もし抜け落ちがなければ?
筆者:法的手段に進めさせていただきます!



後日、室長より電話が入った。





室長:この度は申し訳ございませんでした!!過去にもこのような事例が生じておりました!
筆者:なるほど。。。
室長:よって、まずは謝罪をさせていただければ、と。
筆者:なるほど。。。謝罪の内容をお聞かせください。
室長:はっ?
筆者:何の点について謝罪されているのですか?
室長:いや、ですから申し訳ないと言うことで・・・。



さっ、やっつけましょう。本日は何日かにまたがっていますので、怒りのボルテージも高いです。法律的に侮辱罪にかからない程度にやっつけます。











筆者:ぐるあぁぁっぁっぁあっぁ!!どういうことやねん!何について謝ってるのか教えてくれんと分からんがな!!ええか、今回の件、①ワシの立場を理解しようとしなかった点、②自らの手法を信じて押し通そうとした点、③にもかかわらず手法の説明をしなかった点、④何よりも自分の立場を押し通し、意味不明な費用を請求した点じゃ!ええかっ、事前に費用が発生するのにその費用を伝えないことは、商法に引っかかるんだぞ!ブッチャけた話、商売に対して悪影響なんだぞ!法的手段に出たら御社は引っかかるんだぞ(ここら辺のことはアレなんであえて文字にはしない)!どうすんのさ?この件の片付け?どうまとめんの?御社の誠意はどんなもんよ?







室長:いや、ですから申し訳ないと言うことで・・・。
筆者:「それなりのポジションの方から、それなりの謝罪と誠意を見せていただくことを要求します!!」(冒頭の言葉)






室長:と言いますと・・・?
筆者:御社内で検討し、1週間以内に何かしらのお返事を下さい!



もう直ぐ1週間。何が出るかな、何が出るかな、チャラチャチャチャチャチャチャチャチャチャーン♪



一時閉幕。。。