例の男

世界を股にかけるカリスマ・ダンサーこと筆者は、あまりにもボケすぎたアニメキャラを発見し狂喜乱舞していた。


このアニメキャラを走馬灯のごとく思い出したときの状況はこうだ。



筆者は、帰宅するためにボンドカーを運転していた。
「何かネタはないかなぁ」と妄想していた。突然鼻がむずついてきたので、カリスマなフィンガーをノーズホールに出し入れしてみた。









「・・・あぁ、いぃ」
と喘ぎそうになっていたところ、急ハンドルを切らなければいけなかったので、プチ切ってみた。片手で。
ちょっと危なかった。で、思った。






「手が6本くらいあれば鼻を弄りながらも安全運転ができるのにな・・・。」と



手が6本??



ここから筆者の中で筆者ワールドが展開し始め、例の男にプチ当たったわけである。
奴を想うだけでムネがドキドキ、動悸がムネムネ、思い出がメモリアル。もう要するに、ドキメモ状態なのである。もう、嬉しくって楽しくって、下腹部には電気が走った感触があり、プチ・エレクトしてしまった。





そう、例の男。
超一流ブランド「フェラガモ」を思い浮かばせる主人公(彼はフェラ顔)の対抗キャラ。
牛丼のプロモーターとしか思えない主人公の対抗キャラ。
「チンにくマン」という卑猥な名前の主人公の対立キャラこと魔界のプリンス。







お待たせいたしました。例の男の登場です。
3つの顔を持ち、6本の手を持つプリンスこと「阿修羅マン」。
アシュラマンを知らない読者に説明すると、身長203cm、体重200kg、超人強度1000万パワー。魔界出身。魔界の王子様(プリンス)。「キン肉マン」黄金のマスク編において、悪魔六騎士の一員として登場。始めは悪魔超人だったが、タッグ編でのマッスルブラザーズ(というかマシンガンズ)との戦いにおいて友情に目覚めたらしく、王位争奪編では正義超人としてキン肉マン・ソルジャー(実はキン肉アタル)率いる超人血盟軍に参加して、変な組体操をしていた。笑い声は「カーカカカ」。笑い・怒り・冷徹の3面の顔を持つ(以上どっかのホームページから引用)。

そんなアシュラマンについて筆者は、考えてみた。
まずはその生い立ち。

愛の無い両親の間に生まれたとてもかわいそうな王子。 ていうか愛が無いのにどうやってアシュラマンが生まれたのか、そかがまず不思議。


次に、容姿。
彼は超人(Super Human Being)の部類に入る。超人の中には、人間とはかけ離れた容姿をしている者が数名いるが、100歩譲っても、角が生えてたり(バッファローマン)、頭部の一部にしか髪が生えてなかったり(ラーメンマン)がいいところだ。しかし、彼の出現により、その後の超人は人間からかけ離れることになった(ラジカセキングとスプリングマンの存在は置いておく)。
そう、彼は腕が6本。顔が3面あるのだ。



もうこの時点で反則。どれ位反則かと言うと、それがなければ店頭で商品に気がつかないくらい(それは販促)。




で、彼の必殺技。彼は筋肉マンの必殺技「筋肉バスター」に対抗し、「阿修羅バスター」という必殺技を持っている。2本で頭と頭をロックし、2本で相手の両手を、そして最後の日本で両足をロックする。で、トップロープからメチャクチャ高く飛び、着地する。相手に大ダメージを与える大技。


確か阿修羅バスターを一番最初に喰らったのは、テリーマン(かジェロニモ??)。戦いはプロレスルールを採用しているので、3カウント(あるいは場外20カウント)されれば勝敗がつく。それ以上やってしまうと、下手すりゃ刑事沙汰になってしまう(例:長州○の顔面を本気で蹴って、別荘送りになりそうになったところを、新日プロレスの追放で免除された前田○)。





しかし、阿修羅バスターは違う。
まず、阿修羅マンは頭に尖ったヘルメット(王冠?)らしきものを装着しているので、阿修羅バスターで頭頂部をロックされているテリー(ジェロ?)は、脳天に大ダメージを浴びた。テリーの頭部は出血大サービスであった。どれ位の出血量かと言うと、脳みそがジャンジャン出る位の出血っぷりである。





いくら魔界のプリンス言えど、この時点で殺人罪である。
しかし、だ。阿修羅バスターの破壊力はこれだけでは終わらない。


第3と4の手でテリーの両手をロックし、第5と6の手でテリーの両足はロックされている。そして阿修羅バスターかましたところ、








テリーの両手両足はもげてしまった。




頭から出血(脳みそ出しまくり)のテリーは両手両足ももげてしまい、アメリカはテキサス出身のダルマさんの脳みそ和え、って感じになってしまった。殺人罪にバラバラ罪が付く、いわゆる「猟奇殺人」である。




しかし、魔界のプリンスの暴走は止まらない。


その後漫画「チン肉マン」は、オカルト路線を歩むこととなった。その証拠が阿修羅マンの3面の秘密。

実は阿修羅マンは120度ごとに違う顔を持っており、顔によって性格(よってファイトスタイル)が変わってくる。第2の顔、阿修羅マン「冷血」では非常に残酷な闘い方をする。第3の顔、阿修羅マン「怒り」では攻撃一辺倒でラフファイトを繰り返す。(ちなみに第1の顔は「笑い」らしい。笑いながら闘うこと自体が怖い)


ここでオカルトなことは、120度ごとに顔が付いているため、ファイトスタイルを変える際、顔が120度回転すること。そして通常――>冷血――>怒りーー>通常と戻った際は、360度顔が回転していること、が過激だ。さながらエクソシストもビックリの顔の回転ショーである。



過激な設定はさらに続く。


ある日の戦いで魔界のプリンスの腕がもげちゃった。何故か忘れたけど腕がもげちゃった。今まで対戦相手の腕をもいできたのに、今度は自分の腕がもげちゃった。悪いことをしたらしっぺ返しを喰らうのが世の掟。



と思いきや、そうは行かないのが魔界のプリンス。
今までプリンスが捥いだ腕ならば、自分の新しい腕として。いつでも再生することが可能。
しかもその腕の特長(例:ハードパンチャーの腕ならば、ハードパンチ)をそのまま引き継ぐという特典付き。




なので自分の腕がもげちゃった日にゃ、テリーマンの腕を再生しちゃったプリンス。
ア リ エ ナ イ。





間抜けな設定はまだ続く。
マスクマンの仮面を集めるのが趣味のネプチューンマンと武道。お互いに腕に磁力を埋め込んでいて(確か)、マグネット効果でお互いを引き合い、前後からラリアットでマスクマンのマスクを狩って行く。
彼らの次の狙いはチン肉まんのマスク。その前に立ちはだかるは、魔界のプリンス。
しかし、プリンスもネプチューンマンと武道の餌食に。前後からラリアットを喰らい、マットに沈む・・・。


と思いきや、プリンスの3面が宙を舞う。
え・・・?プリンスもマスクマンだったの??
とプリンスの正体が暴かれる。
そこに登場したるは・・・。








魔界のプリンスとは思えない、優顔の顔。魔界のプリンスの大号泣?と思わせるほどのキラキラお目目。マスクの下にはZガン○ムのカミー○・ビ○ンも真っ青のキラキラ大宇宙お目目が輝いている。ちなみに王冠の下の髪型は顔によって分かれているところがファッションリーダーたる由縁。 笑いの部分はパンチパーマ、冷血はスキンヘッド、怒りは怒髪天。 ちなみに初めて王冠を取ったときは全部パンチパーマだった(当時ブンタスガワラが流行っていた)。


まぁそんなこんなで、色々な摩訶不思議な謎に包まれる永遠の6本手。魔界のプリンスことアシュラマン
後に悪魔超人から更正し、正義軍へと入門することになった。
まぁ、悪魔超人の視点からすると、単純に「グレタ」だけなんだけどね。



仕事中にこれ以上エレクトすると、机を星ヒュウマのトオチャンのようにひっくり返すことになりかねないので


一時閉幕。。。