オーナー引退について

「そろそろ俺も引退かな・・・」
世界を股にかけるカリスマ・オーナーこと筆者は我が身の引退について考え、ふとその一言を漏らした。



ちなみに本日のお話し、PS2のソフト「サッカーチームを作ろう‘04」(略してサカつく)にまつわるお話しのため、その事情を知っていると面白いが、知らない人でも笑えない。
いつもであれば、「読み飛ばし可」のコーナーを用意するのであるが、本日は用意すらしていない。

何故ならば、この筆者ブログの「サカツク系」の読者は、既に以前のサカツク系も読んでいる、あるいはサカツクぷれいやーであるからだ。(要するにサカツクをしない人は読まないってことを理解している)







それでは一部のマニアに絶大の人気を誇る「サカツク系」オーナー引退編、いざ開幕。。。






「そろそろ俺も引退かな・・・」
世界を股にかけるカリスマ・オーナーこと筆者は我が身の引退について考え、ふとその一言を漏らした。
「ワット?オーナー、何を申し出てるのアルか?」
金髪美人の秘書ことサラが質問してくる。





「オーナー、キッズ神戸も50年を向かえ、今年もあと3日で終わるあるよ!12月31日はニューイヤーカップの最終戦があるし、来シーズンからは引退した稲本さん(DMF)、石川さん(SMF)、アゴさん(曽ヶ端、GK)がコーチやスカウトとして働くってこの前の会見でも言てたよ!来年は私も新たに5年契約を結ぶつもりアルし、今オーナーが引退したらこのチームはどうなるあるね?」
「サラ、そうヒステリックになるなよ・・・」
と元気なく、返答するオーナー。その目は遠くを見つめている。



「オーナー。何があったあるか?もし良かったら私に相談すると良いあるね」
「そうか・・・。それでは悩みを聞いてくれるかい?」
「相談するヨロシ」
「ああ」
とオーナーは口を開く。






「サラ、私は『やりつくした感(燃え尽き症候群)』に悩んでいるんだ」
「それはオーナーの初体験が早すぎたからアルね」
「いや、そっちのやり尽くした感ではなくて、オーナーとしてのだよ・・・」
とため息と共に悩みを打ち明けるオーナー。




サカツク=自分が夢に思うような人材を集め、アゴで使う(というサッカーマニアには生唾もののゲーム)
筆者=現実のサッカーをあまり知らない(スポーツ番組で名前が出てくる人しか知らない)
――>悩み①サカツクにロマンを感じない。


夢のフォメコン「マジックマーシャル(以下MM)」を達成し、早4年。優勝しまくり=やり甲斐ってナンですか?って感じの状況。
継続的に優勝条件=MMを長期的に継続すること=MMに適性がある選手を繰り返し採用することになってくる。
――>悩み②同じ人材の繰り返しの確保になってくるであろう、と予想。





「オーナー、MM適性って何アルか?」
「・・・説明するよ」
といつまで経ってもMMを覚えない金髪秘書に殺意を抱きながらオーナーは口を開く。


MM条件:3−5−2DV,要するに下記のフォーメーション。
     FW①  FW②

SMF①    OMF   SMF②

   DMF① DMF②

 CDC   CDF  CDF

       GK
戦術:サイド攻撃もしくは中央突破

必要な監督=保有プレイスタイル(以後プレスタ)にポスト、ストライカー、ウィング、プレイメーカーを持つ人間(例:高原)。更にチャンスメーカーを持っていると尚良い(例:グラニ、ベアチュース)。

人材配置(ここが重要)=以下の通り。
FW①にハイタワー(ポストプレイヤーのレベル2。ルンゲ、フリードリッヒ、東条ヒデトラなど)、
FW②にエースストライカー(ストライカーのレベル2。.河本鬼、大久保、久保、高原など)
OMFにチャンスメーカー(監督がプレスタ保有であれば誰でも可。監督がプレスタ非保有であれば、デュキャナン/柳沢などで無理やりプレイ)
SMF①にエストレーモ(ウィングのレベル2.ギグス、サントス)
SMF②にウィング(右適性あれば誰でも可)
DMF①レジスタ(プレイメーカーのレベル2。小野伸二、名波、源の内の誰か)
DMF②ダイナモ(稲本、戸田、与田、白石、都倉の内の誰か)





「・・・という条件なんだ。つまり、高原監督が契約を続けてくれるであろう、この15年間は上記にあげた人材を中心に世代交代を行っていくことになる。つまり、15年間の先が見えているんだっ!」
「オーナー、まるで予言者ねぇ。15年も先が見えているならば、いいでないか?」
「サラ・・・。君は何も分かっていない」
「どういうことあるか?」






育て系ゲームの問題点。そう、それは、経営・環境の安定化である。
全てをやり尽くした感。何も問題が生じない経営。圧倒的な戦力。
何もかもが完璧になってしまうと、非常にツマラナイのだ。



「オーナー。オーナー、一つだけ達成していないことアルよ」
「何だね?」
「オーナー、EDITプレイヤー作ったことないヤンケ。(注:EDITプレイヤー=自分オリジナルプレイヤー。好きな名前、顔、髪型などを設定でき、実力配分などもできる。が、ショボく、全く使えないキャラ)」
「EDITか・・・。確かにEDITを作り、ポスト、ないしはウィングの能力を備えさせ、MMメンバーの中に入れるのは一つの手だ。が、先駆者達の情報によると、『EDITはツカエナイ』とのこと。そんなEDITに固執するのもいかがかなぁ、と。それにチームのビジョンなどに反するしなぁ(注:チームのビジョン=以前のサカツク系参照)」
「Oh,オーナー。原則に忠実ね。さすがMr.ルールブックね」
「そうなんだ。正直言って、ビジョンの達成・非達成のメジャメントを設定していなかったが、主観的にレビューすると、ビジョンは達成しているであろう」
「じゃぁより高いビジョンを設定し、そのビジョンに向かっての新しい旅をすれば良いあるね!例えば架空縛りとか?(注:架空縛り=チームを架空のキャラで統一し、Jリーグキャラを使用しない方法。とある事情により、このゲームは、年数を重ねる毎に架空縛りでは勝てなくなるシステムを搭載している)」
「ふむ・・・。より高いビジョンの設定か・・・。悪くはナイ。が、現在のビジョン『神戸および世界の子どもに夢を与えること』より高いビジョンはナイ」
「じゃぁ、MMと同格に成立が不可能とされているフォメコン、トータルフットボール(以後TF)は??」
「TFか・・・」
オーナーはTFに向けた条件を考える。

システム:④−③−③1V。要するにこんなフォーメーション。
      FW(SS)
FW(W) FW(W)
SMF(AR)  SMF(レジスタ
      DMF(CM)
SDF(WB) SDF(WB)
  CDF(R)  CDF(R)
     GK

FW(SS)=スピードスター(セカンドストライカーのレベル2.ラウール、トッティ、本山、グラーフなど)
FW(W)=ウィング。監督の保有フォメコンであれば誰でも可。
SMF(AR)=オールラウンダー(セントラルMF(=CM)のレベル2.小笠原、リッカート、ジェラード、フォーリットなど)
SMF(レジスタ)=小野伸二など
SDF(WB)=ウィングバック。結構ゴロゴロいる。
CDF(R)=リベロ。監督の保有フォメコンであれば誰でも可。

「確かに挑戦甲斐があるフォーメーションだ。しかもMMは攻撃能力のみが劇的にアップするフォーメーションに対して、TFは攻撃力と守備力が万遍なく上がるフォメコン。基本的には最強のフォメコンとされている。しかし、だ。FW(SS)をキーパーソンに置く必要があることを考えると、グラーフの獲得が外せない。そしてFW(SS)のところの新陳代謝を中心にチームを構成していくことになるだろう」
「つまり・・・・?」
「つまり、だ。フォメコン=獲得する選手が限られてしまう。フォメコンをしない=つまらない、という矛盾に悩まされているんだ」
「Oh,オーナー。ハメコンしない=つまらない。よく分かるあるよ。」
「・・・サラ、ハメコンーー>x フォメコンーー>○」
「Oh,ワタチ、恥ずかしいね」
「・・・というわけだ。多分ここらが潮時、ということだな」
「ここらで潮吹き?すぐには無理あるね。オーナーの協力が必要ね」
「・・・。サラ、潮吹きーー>×、潮時――>○」
「Oh,オーナー。私マストビー貯まってるね。マイペンライ
「と言うことで、私はそろそろ引退しようと思っているんだ」
「Oh,オーナー。とてもサビチイあるよ・・・。」
「あぁ」


カメラはしかめ面をしたオーナーと恥ずかしそうな顔をした金髪秘書、サラを映し出し、フェードしていく。
エンドロールが流れるのか、と思った瞬間、カメラは画面から抜け出し、筆者の書斎を映し出す。



TVの側のゲーム置き場の中のある一つのゲームを映す・・・。パッケージに映った名前は「ドラゴン○○○○」。そのパッケージを画面に残しながら、





一時閉幕。。。。


次号より、「ドラ○エ系」が始まるよ!(かもよ)