ギャンブル(麻雀)の極意①

世界を股にかけるカリスマ・ギャンブラーこと筆者の電話が鳴った。

トルットルルルル♪(CTUの電話の音)
「筆者?今日やろうぜぇ」









本日も血祭りに上げられたい若者からの挑戦を受けてしまった。と言うことで、
本日はGの極意は「ギャンブル(麻雀)の極意」を紹介したいと思う。
基本的に本日の極意、麻雀をしない人および当事者以外には苦痛でしかない、本日のカキ物。
が、しかし。










「ギャンブル=人生の濃縮加工200%のフレッシュジュース」










であるため、この極意を読むことで自分の人生を振り返っていただくのも手かもしれない。



と言うことで本号では、麻雀におけるココロの準備を解説し、次号においては実践編をお送りする。









それではGの極意、ギャンブル(麻雀)の極意(解説編)、いざ開幕。。。






(麻雀ぷれいやぁ以外は読み飛ばし可)
まず、本日のローカルルールを説明しよう
4人プレイでテンピン、割れ目、ドラ2枚、1,2、箱下10、東風戦、テンパイ流し、赤アリ、アリアリ、9種9杯で流し、上チャからならば真似満アリ、上がり止めはナシの25000点の30000点返し。







つまり、序盤にエンターテイメント性がありながらも、ブー麻雀に次ぐ超怒涛の短期決戦(と自負)であるにも関わらず、逆転されるリスクが高い麻雀。

正に、人生という長く険しい道のりが凝縮された空間なわけである。


(以上、読み飛ばし部分終了)。










さて、麻雀とはどのようなギャンブルか、を説明しよう。




麻雀における勝率=確率理論x運x他者のヘマ



と言う方程式が成り立つギャンブルなのである。
要するに、人生と一緒。成功したければ、確率論で基本は攻めて行き、運が来るのをじぃぃっと待ち、時には運が来るように小さい運をリリースし大きい運が来るのを待つように自分から仕掛ける。そして他者のヘマを誘い、自分の勝機に結びつけるゲーム(世界を4人だけに濃縮する、と言う意味)。要するにA国がへまをすればB国のメリットになる、という意味合い。




よって、最強の麻雀ぷれいやぁとは、
確率論を基本とし、運を読み、他者のヘマを誘うタイプ
なのである。








さて、本日の麻雀のメンバーを軽く紹介し、プロファイリングしよう。
学者:ゴルフ仲間でもある男。様々なウンチクと学説を持つが、所詮感情の男。学説はあくまでも感情での行動の言い訳でしかない男。
プリンス:最近子どもが生まれたヤングパパ。常に理論的だがタマに感情的になる。
輩:バリバリのヤンキー上がりの社会人。とても感情的に麻雀を打つ。






さて、理論派(ときおり感情派)が1名、自滅系学者が1名。ブッチギリの感情派が1名という組み合わせ。この中でブッチギリの勝利を味わうのであれば、どのように自分をポジションしていけば良いのか?








それは、合コンでの自分のポジショニング探しと類似している。

要するに、誰かと重複したポジションを選ぶのであれば、そのポジションでブッチギったポジションを築き、同じポジションの奴を蹴落とすしかない。あるいは食い合わせの良い(隙間的な)ポジションを築くことだ。例えて言えば、今の巨○軍にルーキーバッターとして筆者が鳴り物入りするのであれば、超大物スラッガーとして入り、○久保やヨシノ○、阿○ちゃんを押しのけるか、並レベルの俊足&安打製臓器として1番バッターを狙うかしかないわけだ。






話を戻して、参加者のポジションを分析しよう。
学者は「自分の手が変わるたびに柔軟に対応している」という勝手な学説を作り始めるため、放っておいても自滅する。
プリンスは理論的であり、かつ最近子どもが生まれた(=守るものが出来た)ため、勝負の波を判断し、勝機を見出したときのみ勝負を仕掛けてくる。が、勝機が見えなければ冒険をしてこない。ただし、負けが込んだり、場が面白くないと、時折感情的になり、無謀な勝負に出てくるタイプ。
輩は感情派のため波に乗ればガンガン勝つが、波を外せば自然と堕ちる。






さて、ここに運という非常に移り変わりの激しい要素が加わえる。

学者は運をつかめば自分の学説どおり、ガンガンと冒険してくるであろう。しかし、運がナイときは、自らの学説を成立するために、ガンガン冒険してくる。要するに、ガンガン突っ込んで死ぬタイプ。
輩も波に乗るため、自分で運を引き寄せるべく、ガンガン勝負してくることは間違いない。
要するに学者とヤンキーは「猪突猛進」なのである。ポイントは、「常にツイテイナイとイライラし、ツキが味方するまでなりふり構わず頑張る」という傾向を持っているところ。



プリンスは運がこなければ勝負に出てこないので、ひたすら我慢の麻雀を続け、運が来たときのみ動き出す、失敗の少ないタイプ(その代わり成功も少ない)。感情的にならない限り、じぃっと勝機を待ち続けるため、「食虫直物」、ないし徳川家康タイプ(鳴かぬなら待ってみようホトトギス)とでも言うべきか。







さて、このようなメンバーの中で筆者はどのようなポジションを築くか。
既に分かっていると思うが、調子が良ければ怖いのは輩。普段から怖いのはプリンスである(学者は放っておいても自滅するため無視)。





さて、筆者が選ぶポジションとは?
(あ)プリンスのように待ち続け、プリンスが感情的になるまで待ち続ける、
(い)輩(と学者)に対抗して玉砕覚悟でタイプのポジション、
(う)その他、

さてどれであろう?









もちろん、(あ)と(う)の合体技であり、豊臣秀吉タイプ(鳴かぬなら鳴かせてみよう)なのである。






説明しよう。


冒頭の麻雀のルールは短期決戦である。要するにガンガン勝ちつづけるか、要所要所で勝ち、負けは最小限に食い止めなければいけない。
がんがん勝つには、ガンガン仕掛けていかなければいけない(ただしリスクもデカイ)。


とは言え、2名もガンガン系がいる中で筆者もガンガン行く必要はない。そして食い合わせとしても、ガンガンタイプはジックリ勝機を待つタイプに負ける傾向がある。何故ならば、運が来てなくても勝負するため、危険が多いのだ。






そこで負けを最小限に食い止めながら、要所要所で勝ち、ココゾとばかりのときはガンガンいく。それがこの麻雀の大前提。




しかし、この手法は、3名がガンガン系であるときのみ成功するのだ。同じテーブルにジックリ待つ系が2名いると、ジックリ待つタイプはローリスク・ローリターン型のタイプなので、ブッチギリに勝つことは困難とされる。何故ならばローリターンだから。








そこでジックリ待つ系(=プリンス)をどのようにガンガン系に転向させるか?それが今夜のポイント。











さて、ここで、今まで話に上がってこなかった「相手にミスを犯すように促す」という行動を紹介しよう。
麻雀において、あるいは人生において、ミスを犯す状況とは何か?
基本的に、①プランがしっかりしていないため生じるミス、②プランがしっかりしていても実行力が伴っていないため生じるミス、がある。

これを麻雀に置き換えると、「集中力の欠如」がポイントとなる。
麻雀とは自分の杯が配られた瞬間に、ある程度ゲームプランが見えている。集中している限り、①は中々生じない。そして、②も集中力が欠けていないと生じない(生じた場合は運のナサ、として片付けられる)。




先ほどのプリンス(=ジックリ待つ系)をガンガン系に転向させることを踏まえると、筆者のポジションと戦略的プランは以下の通りとなる。


ポジション:プリンスを押しのけ、完璧なまで勝機を待つタイプ。そのためには、プリンスが「じぃぃっと待つタイプ==>ガンガン系」へ移行することが必須。


戦略的プラン:
(序盤)後に大きなツキを得るため、ワザと負け、小さなツキを逃す。負ける際に、不思議なコメントと笑いを提供し、「今夜コイツはトチ狂っている。コイツは鴨だ」と第1印象をインパクト付ける。
(中盤)序盤でワザと逃したツキを取り戻しつつ、相手の精神的ダメージを与え、相手の集中力を低める。
(終盤)ツキを戻し、ブッチギリに勝つ!その後、勝ち逃げをする(逃げさせてくれない場合は、ノラリクラリと時を過ごす)






さて、プランを紹介したところで、実際どうだったのか。それは次号にてお伝えしたいと思う。




長くなりすぎたので
一時閉幕。。。(ってかこの極意、当事者以外楽しめるのであろうか?)