ギャンブル(=麻雀)の極意②

①を読んでから本号を読むことをお勧め。①は10月20日号にて掲載。


さて、何故、筆者はこのような自分の手の内を明かすのであろう?
それは、「昨日の挑戦者の考えが浅い」からである。勝負は24時間始まっているのだ。麻雀卓の上で行なわれる勝負は、麻雀の10%に過ぎない。氷山の一角でしかないのだ。勝負はツキのコントロールを含めると、9割が麻雀卓以外の場所で行われている。タバコを吸う瞬間、お酒を注文する瞬間、などそれら全てが勝負の場であることを知ってもらい、違う次元での勝負を筆者は求めているからだ。


よって、本日(と昨日)の日記は、学者・輩・プリンスに捧げるトリビュートと考えて欲しい(なので、内容がツマラナイのは筆者のせいではない!)






さて、それでは、実際どうだったのか。待ち合わせ時間から報告することで
いざ開幕。。。




(待ち合わせ)
筆者:提案!タクシーで行こうぜ!
全員:反対ぃぃっぃ!「お前が1人で行け」、「電車の方が圧倒的に速い」、「アホか?」などと非難轟々
ポイント:心理戦の開始。既にトチ狂っている奴としてイメージ付ける。


(道中)
筆者:本日、お前らのプロファイリングは終わっている。
反応:はぁ?何言ってんの?筆者は深すぎて判らない・・・。
ポイント:心理戦の継続。大事なのはプロファイリングではなく、プロファイリング後の戦略やろ!と心中突っ込んでいる3名を尻目にトチ狂った男を演じ続ける筆者。



(道中)
筆者:俺のプロファイリングの結果だと、本日の敵はプリンスのみ!輩と学者は「強き者を生かすための生け贄」でしかないっ!
反応:ハイハイ。そうだよね(トチ狂った奴に言われてむかついている感情派の学者と輩。「プロファイリングって予知能力のことなの?)とイケテナイ突っ込みを入れるプリンス)
ポイント:感情派の2名の波を作るため、まずはダウンさせ、その後アップさせる仕組みのスタート。



(序盤)
筆者:俺のプロファイリングによると・・・。これだっ!
輩:当たり!!
筆者:ぐおぉぉ!
学者:今のもプロファイリング想定内?想定外?
プリンス:・・・(無言で場の雰囲気を眺め、勝機が来ていないことを確認している)
ポイント:手の低そうな輩に勝たせることで、感情派1号のガンガン麻雀をさせることに成功。これにより、勝機やツキがなくても輩は勝負に出てくることになるであろう。


(序盤)
筆者:プロファイリングでは・・・これだっ!
学者:それ上がり!!
筆者:ぐぬおぉぉ!!
輩:ちっくしょぉ、俺良い手だったのに・・・。
学者:安めでも勝ちは勝ちさっ!悪いねっ!
プリンス:(無言。筆者=負け組と方程式を完成させていている)
ポイント:手の低そうな学者を勝たせることで感情マシーン2号を完成させると共に、1号のツキを逃す。これにより、1号&2号ともガンガン勝負してくるであろう。プリンスもイライラし始め、そろそろ勝機もナイのに無理やり勝負に出てくること間違いなし。)



待ち合わせ〜序盤の総括
「筆者はトチ狂い&ついていない」というイメージをつけると共に、全員が勝機もないのにガンガン勝負してくるような土壌を作り上げることに成功。金額的にはやや負け程度(マイナス80点)。


(中盤)
筆者:今日は静かだネェ。歌って良い?「わ〜た〜し〜恋をしている〜」
全員:無視。顔は怒っているが、負けこんでいる(と全員が思っているが、たかだか計算されたマイナス80点でしかない)筆者への同情で何も言わない。
ポイント:集中力を下げることに成功。


筆者:ぐぬおぉぉぉ。白4枚目が切れた!!国士不可能!
全員:無視(お前、国士やってたんかいっ!と心中突っ込み)
ポイント:一発逆転の国士を狙うほど追い詰められている・・・と筆者がついていないことを印象つけることに成功。ちなみに国士はノーリスクハイリターンの手順。メチャクチャ負けるリスクがない非常に良い手なのである。



学者:リーチっ!
筆者:一言いって良い?(全員の注目を集め)「ギャフンっ!」
全員:笑い。
ポイント:緊張の糸を断ち切り、集中力の低下に成功。



中盤の総括。
徐々にツキを取り戻しつつあり、割れ目を活用し、中盤だけの戦況ではプラス20点程度。笑いと無視を提供し、周りの集中力を無くさせることに成功。徐々にプリンスも集中力を無くし、勝負に出てはガンガン系の輩と学者に当てられている。筆者を除く3名が互いを潰し合い、筆者がタンタンと割れ目を活用し、若干のおこぼれを貰う程度。




(終盤)
注:周りは集中力を減らし、3者での体力消耗戦で疲労している。筆者のツキは序盤ではワザと放出し、中盤で呼び戻しつつある。ただでさえ弱い挑戦者達を更に弱らせておき、余り余った体力とツキで一気に叩くのが今回の戦略。


学者:輩に通ればこれでリーチ!!
筆者:それ頂き!
学者:げっ、お前かよ!!
ポイント:学者は既に毛先まで脂でギトギトになっている。


輩:おりゃぁぁぁ!!
筆者:それは許さん!
輩:ヒデブっ!オバちゃん、ビール!
ポイント:輩は既に体力も精神力もなく、酒を飲まねばやってられない精神状態。



プリンス:何か筆者、ついてきたなぁ。
筆者:え、そう?(プリンスのハイを見て)ごめん、それ当たり。
プリンス:えぇっぇん。ママァ
ポイント:理論派だけあって、徐々に筆者の戦略に気づいているが、時既に遅し。何せ集中力がない。




終盤総括:
読みどおり、体力とツキを使い切っている学者と輩。危機感を感じながらも集中力が切れているため負けこむプリンス。終盤だけで見ると、プラス300−400点程度(多すぎて覚えてない)



結局:帳尻を合わせてもプラス250点程度の勝利。





麻雀とは、人生のような物。24時間全てが勝負であり、24時間全てが戦場なのである。そんなことに気づかない挑戦者を尻目に



一時閉幕。。。