ゴチバトルの極意②

①を読んでから本号を読むことをお勧め。①は10月24日号にて掲載。


オープニングとして、筆者の日記について説明したい。
筆者の日記は、全て過去に書かれたものをブログ上でアップしている(除く思い当たりマッタリ系)。
よって、この極意は、ゴチバトルが行なわれる数日前に書かれていたもの。
にもかかわらず、とある事情により、この極意を書き換える必要が出てきた!!
よって、本日の極意②は、本来伝えたかった「極意」とは違う物になってしまったことを予めお知らせしておく・・・。






さて、本来であれば、「何故、筆者はこのような自分の手の内を明かすのであろう?それは〜」と続くべきこのオープニング。しかし想定範囲外の出来事が起きてしまったのが、第5回ゴチバトル@白浜。









では、第5回ゴチバトルとその極意、いざ開幕。。。




今回のゴチバトルはシーフードが美味しい季節である秋、白浜にて行なわれた。
ゴチバトルのMCは本日のゴルフ大会の優勝者に贈呈されることとなっていた。








優勝者はマッスル。ありえないハンデを有効活用し、卑怯にも勝利したのである(ちなみに筆者はハンデ1のため、どう考えても勝てる見込みはナイ)。ゴルファーの風上にもおけないマッスルがMCとしてイケテナイそのコミュニケーション能力を披露する事になった。










が、しかし。


マッスルは「自分がMCとして現場を盛り上げることが不可能」と速攻で理解した。MC権を次の順位の人間に譲り渡し、自らチャレンジャーとしてゴチバトルに挑戦する、と豪語した。実はゴチバトルのMCとは非常に重労働で現場の雰囲気は楽しめるのだが、自分が注文した料理は食べることが出来ない(それくらい忙しい)。よって、MC権を放棄した過去の事例は結構あるのだ。













さて、MC権を譲りうけたのは雨上がり決○隊の宮○にそっくりの自称「山○優」ことナナコ。果敢にもゴチバトルMCを引き受けた。










さて、ここで現場の空気を冷静に読む一人のカリスマにスポットライトを当てよう・・・。そのカリスマとは、言わずと知れた世界を股にかけるGプレーヤーこと筆者である。






彼は考えていた。












「マズイ、もし仮にマッスルがゴチバトルでドボンになったら折角の楽しい白浜ゴルフ合宿がお寒い雰囲気に包まれてしまう・・・」と。












彼は心に決めた。「マッスルが注文しすぎたら、これ以上は注文しないように促し、もし注文が足りないようだったら多く注文させよう・・・。」と。










しかし、このマッスル。筆者に対して人生や職場の先輩であるだけでなく、ゴルフ歴も先輩である。そして、何故か自らを「筆者のゴルフ師匠」と位置づけ、師匠面をしている。確かにマッスルは、筆者が始めてクラブを購入する際、筆者の買い物を付回したり、初練習の際、練習場にストーキングしてきたのだが、筆者はマッスルをゴルフの師匠として認めてはいない(スコアも雲泥の差で筆者がブッちぎっているからである)。






そのような関係上、マッスルは筆者のカリスマ助言に耳を傾けない習性がある。そこでカリスマは心に決めた。











「もしマッスルがドボンになるようだったら、どのような手段を用いても、彼を助け出し、お寒い空気を避けるようにしよう、と」。













そうココロに決めていた矢先、第1品目の注文の時間がやってくる。各々が好き勝手に食べたいものを注文していき、現実とはかけ離れた予想金額を言っていく。筆者は、もちろん、小刻み戦略のため、まずはオードブルとして「地鶏の出し巻き」と「シラス釜揚げ」を注文。流石カリスマ、体に良いものしか食さない。



マッスルは、とりあえず無難に「穴子天ぷら」を注文。脳みそが筋肉ンな男のナイスプレイである。











場は進み、筆者は、「小海老から揚げ」、「鯛茶漬け」、「ネギトロ細まき」を注文。ぶっちぎりのドンピシャ賞(誤差100点)である。と、筆者は目線をマッスルに向ける。。。
マッスルは「ハマチ荒煮」、「鯛茶漬け」の後、「もちもちアイス」なるデザートを注文。すでに〆モードである。











あ、アカン・・・。
カリスマは呟きだす。この時点でカリスマの計算によると、設定金額2500点(既に皆お腹が一杯だったため、4000点からダウンした)に対し、マッスルは1800点。ブッチギリのドボンである。しかも、値段が足りなくて、というお寒い状況である(注:食いすぎのドボンは何となく納得できるのが心理的なモノ。しかし不足ドボンは納得がいかないのが人間心理)










筆者はマッスルに声をかけた。














筆者:ねぇ、それじゃ絶対足りないって。何か注文した方がエエンチャウ?
マッスル:なにをぉぉぉ!ゴルフで俺の言うことを聞かなくなって(注:一度も聞いたことはない)、その上で俺にモノを申すつもりかっ!?
















い、イカン。このオッサン。イケテヘン・・・。





筆者は悩んだ。そしてアル一つの答えを出した。













俺が全ての責任を負いましょう、と。













筆者は、マッスルに優しく声をかけた。





「俺、赤だし刻みしますけど、一緒にどうっすか?」と。




赤だし・・・。たかだた200点で味わえるミソとスープのハーモニー。



マッスルの血肉が沸きあがり、マッスルは注文した。
「赤だし一つ!」と。これでマッスルは設定点数から400点差となった(依然としてドボン)


















筆者はこの時点で2600点(設定の2500点から100点差)。ドボンをマッスルから引き受けるには赤だし(200点)では不足である。筆者は諦めた顔で注文した。
















「アサリの赤だしでオーダーストップ!」と。




マッスルの顔が?顔になる。そう、筆者は貝が食べれないのだ。

そのイケテナイ?顔を脇目に、赤だしとアサリの赤だしが登場し、汁だけを啜る筆者。「これがワザとではあるが、初めての敗北の味・・・」と噛み締めながら。どことなく塩っぽいアサリの赤だし汁。ちょっとミソが多かったのか、それともとめどなく溢れる筆者の目からの透明な液体が赤だしに入ってしまったためか・・・。それは神のみぞ知る、別のお話し。














結局、場の雰囲気を重視したカリスマこと筆者。












読者からの「アンタ、ワザと負けたわけじゃないでしょっ!」という非難をいつも通りスルーしつつ、








一時閉幕。。。