ネタバレアリ!「ゼシカを仲間に加えるぞ!」編

「兄貴、いったい何があったでゲスか?」
ヤンガスが聞いてきた。




「・・・うるせぇ。ちっとは黙ってろってんだ」
と俺はヤサグレながら答えた。




ちなみに本日のお話し、PS2のソフト「ドラゴンクエスト8」(略してドラクエ8)にまつわるお話しのため、その事情を知っているマニアには面白いかもしれないが、知らない人はいつも通りスルーしていただきたい。マニアの方には「読み飛ばし可」コーナーを用意した。


以下読み飛ばし可コーナー

ヨミトバシヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノヨミトバシ
ハジマルゾヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノハジマッタ

今回のゲームの縛り:(あ)ゲームクリア、あるいは「質の高い創作系」が完成するまで続く。(い)ゲームを楽しむ(スピードクリアなどを狙わない)、(う)主人公の名前をハチ公とし、何があってもハチ公を殺さない。

基本情報:
12月9日号を参照。

以上、読み飛ばしコーナー終了。


ヨミトバシヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノヨミトバシ
オワッチャウヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノオワッタゾ





ドラクエ8系「ハチ公の冒険」ゼシカを仲間に加えるぞ編、いざ開幕。。。


本日の冒険のサマリー:滝の洞窟の冒険を終え、水晶玉を返したハチ公は、その後ゼシカを仲間に加える決意をした。




滝の洞窟から帰り、水晶玉を無事にルイネロという最初の町にいた酒場の飲んだクレ、もとい、占い師に返上したオレは、飲んだクレ、もといルイネロの娘ことユリマの洞窟に水晶玉を探せる物だとばかり思っていた。前号(12月12日号)でも紹介したとおり、ユリマと俺は固いコミットメントを交わしていた。


この冒険から帰ったら固いコミットメントの代わりにオレの固い(ひのきの)棒をユリマの泉へ・・・。
そう思っていた俺。




が、しかし。


冒険から帰ってきたら飲んだクレが部屋でスタンバっていた。奴は、怪しい占いの後、ドルマゲス(悪者。現在コイツを追いかけている)の行方が分かった、などとどうでも良いことをほざき始めやがった。トロデ(自称王。ドルマゲスのせいで現在の怪物姿になってしまっていると豪語)が部屋に乱入し、すぐさまドルマゲスの足跡を追いかけることになってしまったのだ。・・・オレの筆降ろしはまだ先のようだ。



むしゃくしゃした気分を胸に、次に着いた町はリーゼスの村。村についたのは夜遅かった。頭に鍋をかぶった自称「自衛団」というワンパク坊主2人組みがオレたちを迎え入れた。ガタガタうるさいことを抜かすのでガッツリ「社会の厳しさ」教えてやろうとした矢先、どうやら村一番の美女(兼じゃじゃ馬娘?)のゼシカという女性がいることを聞いた俺ら。が、肝心のゼシカが見つからないので現在村の中を探している最中。そんなときにふとヤンガスが聞いてきたのだった。



「いいな、ヤンガス、これ以上その件についてギャァギャァ言うんじゃんねぇ」
「分かりやシタ」
「ところで、ヤンガスよ。この穴、どう思う?」
「兄貴、穴、穴ってどうしちまったんで?やっぱり前回の件が・・・?」
「バッキャロウ!その穴じゃねぇ。ここを見ろ!」
「いや、兄貴の穴もちょっと・・・」
「ちげぇぞ、コラァ!」
とオレはヤンガスを裏拳で殴りつけながら、奴の視線を足元へと向けさせる。




「兄貴・・・。ここは・・・?」
「いいか、このスットコドッコイが!ここは例のゼシカちゃんの部屋の上の屋根裏部屋だ。この穴からトーボを入れりゃ、ゼシカちゃんがどこにいるか分かるじゃネェか?」
「確かに・・・。で、そのトーボってのは一体?」
「てめぇ、何抜かしてやがんだ!オレのポッケに入っているスイートマウスことトーボじゃねぇか!!」


そう、オレのポケットの中にはトーボと呼ばれるネズミが入っている。このネズミ、チーズを上げることで火や氷を噴出し、敵にダメージを与えるファンキーなネズミである。チーズを使用しなければほぼ使い道が無いキャラクターとも言われている。




「なるほど・・・。で、でも、トーボが兄貴の言いなりになるんすかね?」
「バッキャロォ!」
と俺は更にヤンガスを殴りつけた。先日の筆降ろし失敗以来、俺はヤンガスを殴り続けている。



「いいか、トーボとオレの付き合いはオメェ以上に長えんだ!トーボは分かってるに決まってんだろ!」
「なるほど・・・。」
「よし、トーボ!行け!!」



トーボは屋根裏からゼシカの部屋に忍び込んだ。
階段を颯爽と降り、ゼシカの部屋に侵入。シンプルな部屋の作りである。ベット、勉強机、タンスがそれぞれ一個ずつ。まずトーボはベットに乗り、ゼシカの残り香を胸いっぱいに吸い込んだ。・・・悪くない。

続いてトーボはゼシカのタンスを散策。パンティエがあるに違いないと予想をするも、所詮ネズミ。タンスを開けることはできなかったらしい。


「それで?布の胸あてはどうだったんでぇ?」
「・・・兄貴、トーボと会話できるんすか?」
「アッタリまえでぇ!・・・で、どうだったんだ?」
「チーチーチー!!」
「・・・ほう。『胸あては無かったが、ゴミ箱に[Fカップ]と書いてあるタグを発見した』だと?」
「良いでヤンスネ・・・」
「あぁ・・・。ヤンガス、オレは決めたぞ」
「ハイっ!?」
「オレはゼシカを仲間に引き入れる。良いか、ヤンガス、①残り香最高、②Fカップ、③タグを切る女ときたら、仲間にしないわけが無い!!そうだろうっ!」
「兄貴の言うとおりッス!・・・タグを切るのはポイントが高いんすか?」
「・・・ワンランクアップだな。」
「・・・そういうもんなんすね」
そうなのだ。布の胸あてやパンティエのタグを残す女性は、古今東西ワンランクダウンするようになっている。タグなしを買う女性はランクに影響がない。タグを切る女性はワンランクアップなのである。




理由?




残す理由を逆に教えていただきたいね。




「よしっ!じゃぁゼシカを探しに行くぞっ!!」
「ガッテンでヤンス!!」
「チューチューチューっ!!」
「どうしたトーボ!!」
「兄貴、トーボが何か持ってるでヤンス!」
「見せてみろ!」
と「これが本題」とばかりにゼシカの書き残した手紙を俺らに渡すトーボ。手紙の内容は、要するに「殺された兄の敵討ちの旅に出る」とのことだ。




ヤンガス・・・。どう思う?」
「兄貴!ゼシカの弱み発見でヤンス!」
「その通りだ!!」
オレは語気を強めた。





『女性の弱みと下腹部にツケコメ。』
生き別れた祖父が幼少時代のオレに何度も繰り返した言葉である。



この言葉を実現するために、俺らはリーゼス像の塔に向かった・・・。


一時閉幕。。。。