聖なる夜の音の前に②

これは、世界を股にかけるカリスマ妄想家こと筆者のブッチギリな妄想ストーリー。
縛り:(あ)思いつくまま創作&執筆。(い)読み返さない。(う)クリスマスをお題にする。



前回までのサマリー(詳細12月13日号):
主役:タケシ(41)
プロフィール:ビジネス&女性関係絶好調のお金持ち。趣味は町内リサイタル。妹のペンネームは「クリスチーネ剛田」。幼少時代から母親をリスペクト。
問題:母と妹に「クリスマスには彼女を連れてくる」とコミットしたタケシは、6名いた彼女全てに声をかけるも、全員家族持ちであったため、断られ、破局してしまう。タケシに残されたものは「財力」と「自信」と「母と妹とのコミットメント」であった・・・。



と言ったわけで、[聖なるxx系〜]聖なる夜の音の前に②〜、いざ開幕。。。








その後、どうした?だと?








おいおい、クリスマスまで9日もあるんだぜ?何焦ってんだよ?









言っただろ?
「金で愛を買ってやるよ」ってよ。「ナオンは札束ビンタでヒィヒイ言わすのが一番」だってよ。








だからよ、オレは早速ナオンを購入しに行ったわけよ。









ザギンのホステスバーによ。
ブッチャケタ話、初めて店にステップインよ。
だもんだから、パシリ界のカリスマことスネ夫を引き連れて行ったわけよ。もち、オレがおごってやるってことでよ。



何つったって、スネオのママはうっせーからよ。アイツ、未だにママと暮らしてんのよ。だからママに給料を管理されてるらしいからよ。キャッシュフローが悪いらしいんよ。









でよ、オレの場合、「金はあるけど時間はナイ」だろ?
だからよ、単直よ。単直。







はっ?
単直って何?だと?・・・単刀直入に決まってんだろ。












でよ、オレは隣に座った姉ちゃんに素直に言ったわけよ。
「クリスマスに俺の実家に来てくれたら、好きなもの買ってやる」ってよ。
ポルポルだろうが、ベンベンだろうが、ミニミニだろうが、何だって良いってよ。








札束ビンタよ。













ところが、だ。
その姉ちゃんは彼氏とやらがいるらしくってよ。予定アリなんだと。
だから、よ。彼氏に電話しろ、って言ってやったんよ。で、オレが電話で代わってやるってよ。何なら店に来てもらえれば、直接説明してやるってよ。












したらよ。何と彼氏に内緒のバイトなんだとさ。
ブッチャケ、コイツじゃ話にならないから、チェンジよ。チェンジ。














指名料?関係ネェよ。
言っただろ?キャッシュならいくらでもあるってよ。














で、来る奴来る奴、皆NGよ。
彼氏がいなくても、気持ち悪がられちまってよ。しまいにはよ、店のママが出てくるわ、ゴツイおっさんやヤンキー兄ちゃんらが出てわ出るわの大騒ぎよ。スリーセブンの確変状態よ。・・・スネオがビビルもんだから、とりあえずは一旦退散したけどよ。














まぁ、尻尾巻いてトンズラって感じなのも癪だからよ。店を出てから直ぐにサツに電話してガサ入れさせてやったけどな。ザギンのポリスメンとKANAGAWA県警ほど金で動くところもねぇからな。











家へのハイヤーの中でよ、スネオがポッツリ言うわけよ。
「ジャイ○○(幼少時代のあだ名)、商売の女性は無理だよ・・・」ってな。











無理??
ハァ??
オレに無理はネェんだよ。
良いか?結局商売の女も誰かの物だろ?
その誰かが俺と話してるとするだろ?











そしたら、「お前のモノは俺のモノ。俺のモノは俺のモノ」じゃねぇか?
そうだろ?
だからよ、オレは決めたわけよ。










とりあえず、「商売女性に狙いを定めてやる」ってよ。
まぁ見てろよ。











イムリミットまであと9日?











へっ、関係ネェよ。オレが本気出したら10分で片付くんだぜ?
まぁ見てろって!!












強がるタケシを尻目に
一時閉幕。。。