聖なるバレンタインの音の前に②

これは、世界を股にかけるカリスマ妄想家こと筆者のブッチギリな妄想ストーリー。
縛り:(あ)思いつくまま創作&執筆。(い)読み返さない。(う)バレンタインをお題にする。


と言ったわけで、聖なるxx系、聖なるバレンタインの音の前に②〜、いざ開幕。。。


















おうっ!
オレだよ、オレ!?
オメーら、シコシコ生きてんだろ?
どうだったよ、オメーらのバレンタイン?
どうせショボイバレンタインだったんだろ?
オフィスでいくつチョコを貰ったか、数えて勝敗を決めたりしたんだろ?
もしくは部長あたりに嫌々ながらチョコを上げて、「この子のチョコは本チョコだ」なんて思われるんじゃないか、って心配していたんだろ?
大丈夫だよ。
誰もお前から本チョコなんて貰いたくねぇっての。
安心しろよ、コンニャロめ。

















あんっ!?
「アンタのバレンタインはどうだった?」だと?
何、生意気ぶっこいてんだよ。
やっちまうぞ、こん畜生め。
お前ごときが「アンタ」って呼んで良い存在じゃねぇんだよ。
バッキャロめが。
















まぁ、俺も心がオーシャンだからよ、教えてやるよ。
昨夜の続きよ。
覚えてるか?
ミッション:バレンタインの夜に彼女を実家に連れて行くこと。
現状:彼女なし。月〜金の女ナシ。財力=ありえないレベル。






















さぁ、そんな俺が「俺」という商材を分析したわけよ。
強み:


腕力
財力





















弱み:
なし
(強いて言えば母ちゃんに弱いこと)






















さ、売り出し開始だ。
だが、気をつけなきゃな。
何つったって、俺、売れるじゃん。
絶対売れるじゃん。
ってか俺をめぐって、ケンカが起きるに決まってるじゃん。
年始のバーゲンなんて目じゃないぜ。
絶対引っ張り合いのつかみあいジャン。























だから決めたわけよ。
「女性からのオファーが来るまで何も言わない」
ってな。





















で、この時間になったわけよ(8時PM)
そろそろ母ちゃんのところに顔を出さなきゃいけないわけよ。






















あっ!?
収穫?





















ねぇよ。
だって、そうだろ?
俺は普段どおりオフィスで仕事(サッカーチームの経営)をしてたわけだろ。
俺が今日あった人間は秘書の日比野アイ、唯一人。
そのアイちゃんも彼氏とデート中よ。
もちろん、俺の事情を言ったら、彼氏を一生放り出して俺をお買い上げするに決まってるだろ?
でもよ、それじゃ「アンフェア」だろ?
だから日比野にも言わなかったわけよ。




















そんなこんなで俺は実家に一人で行くわけよ。





















あっ!?
背中が寂しそうだ!?























そんなわけねぇだろ。
俺のために血肉沸き踊るような女性の醜いケンカが起きなかっただけでも俺はハッピーだよ・・・。























やっぱり寂しげなタケシの背中を尻目に

一時閉幕。。。